異世界転移できませんでした!からの派生AとB
女神「貴方は車に轢かれて死んでしまいました」
ぼく「めちゃくちゃ痛かったです」
女神「そこで、能力を授けて転生の機会を与えようと思います」
ぼく(おぉ!ついに僕の時代がくる!俺TUEEハーレムはじまる!)
女神「あれ?……ごめんなさい。無理みたいです」
ぼく「ど、どういうことですか!僕には転生の資格がないってことですか!」
女神「いえいえ、そうじゃないんですよ。ただ、ちょっと……」
ぼく「ちょっと何ですか!」
女神「転生ブームで異能のストックが無くなっちゃいました」
そう言うと、女神は可愛くテヘッとした。
---未来が分岐しました---
【派生A】
女神「そ、そうだ!異能の果実を育てればいいんですよ!」
ぼく「育てる?」
女神「口にすると能力が宿る木の実で、転生前に私が授けているものです」
ぼく「おぉ~」
女神「貴方の気に入るものが実れば、それを差し上げますよ」
ぼく(選び放題はじまった!)
【派生B】
ぼく(このまま消えゆく運命か……どうせ僕なんて、そうだよな)
女神「ストックが切れてしまったので、回収をお願いしてもいいですか?」
ぼく「へぇっ?」
女神「もう異能のチカラは必要ないという方から、能力を回収してくるんです。」
ぼく「異能力回収業!?」
---未来の分岐を選んでください---
女神「どちらの未来を選ばれますか?」