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番外 ニアミス

オレは幸たちと弁当を食っている。


なにやら隣のクラスのじゃじゃ馬のアクアルナが見かけない男と庭園に入って来た。



「50000コエマドゲルポするんだよね……」

「たった50000コエマドゲルポくらいで躊躇うな」


たしかアクアルナには偉大な魔法使いのサンドラマという祖父がいるらしい。

他人にさほど興味がないオレでも一応は知っている。


サンドラマという男はそれはもうすさまじい魔力を持っていたらしい。

弟子入り志願するものが多くいたが、なんでも二人しかとらなかったとか。

生きていればまちがいなくオレの好敵だっただろう。


「エンコゥしてるって噂は本当だったのね……」

「お前はまたゴシップ集めか……」



強敵が倒せたい



「くそ……」


一筆でカラカラとピースを合わせる。

後少し、のところで女神シラスの体力が回復した。


「あのラウルくんが苦戦している!?」


「くっ…筆頭女神にたどり着く前に……回復地獄を見せられることになるとはな」


「ラウルく~ん。がんばれー」



30日までにやつを倒さねば、大変なことになる。


「ふ……今日はこのくらいで勘弁してやる

オレは忙しいんだ。お前に構ってる暇はない」


「諦めるの?」

「ラヴィーナ……」

「あ、ラヴィーナさんどこにいってたの?」


「録音」

――――――――――


「糞パーティーすぎて倒せるわけねえ」

「ラウル今どこエリア?」

「丁度槍の野郎をつれまわし、アイテム集めをやらせている」

「じゃあまだクリアもしてないじゃない!

私なんてショタくんとサヨナラして泣きながらラスボス倒したんだから!!」


「へーラウルくんはドラゴンでラヴィーナさんはゴッドスなんだ……私は両方もらったけど進行はゼエェットのラスボスで止まってるなあ……」



「どうだオレは24コンボしてやったぞ。さっそくマイカードのコメントに書いてやる」

「私なんて、28コンボでたわよ!!三色ダンジョンでコンボ倍増ピース消したからだけどね」


「なんだと!? オレなんて三色ダンジョンで倍増ピースを消して24だというのに……チート使ったのか!?」


「なにそれ? ま、てきとーにやったらそのうちコンボするでしょ」

「くそ……脳筋ラヴィーナのくせに……」


「あ30コンボしちゃった」

「……」

「……」



予定調和


「あ、星が増えてる!」

「増えるとすぐに更新されるんだな」

「カレプレン、クイテーノ、ヌーノ、シャープナーバ」

「カレプレン星はカップルでいくとなぜか帰る頃には別れるジンクスがあるみたいだよ」

「ヌーノ星はただ布を作ってる星か…」

「クイテーノ星は全ての食べ物の星だって!」

「ブルームの姉妹星であるシャープナーバには歌姫がいる。か……」


「ねえねえ、シャープナーバは学園から宇宙船で一番遠くにある星に移動するとどれくらいかかるの?」


「えっとーぽーんって感じらしいよ」

「たまには宇宙船で行ってみるか」


楽しい星解説


「フッハイ星ってのはどんな星なんだゾンビでもいるのか?」

「別に人間は腐らないわよ。食べ物が腐れたり発酵したりキノコが生えやすいって地図にも書いてあるわ」


「私はこのサイバー星が気になるなあ」

「名前の通り電化製品に特化しててハッカーやネトゲ廃人がたくさん生息するらしいわ」


「マニュ星ってなんだ」

「コエマドゲルポ製作工場があるみたいよ」


「怪我も治ったし、夢が叶うらしいドリムグル星にでもいくか」

「マメリキャンドリーム的な?」

「ブレェメン的に?」



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