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しろ・2 4は縁起が悪い
「思春期の男の部屋にいきなり入るな、まずはオレが見てきてやる」
「彼奴は2000……思春期とっくに過ぎてますよ?」
「まだ中に殺人犯がいるかも……気をつけてよね!」
「事件が起きている前提?」
部屋のドアをノック、返事はない。
戸を開くと、黒魔術でもやっていそうな、空間だった。
広さはオレのガキの頃住んでいた家とあまり変わらない。
「地下室……だと…?」
これはヤバイ臭いがする。
まずはシュミレートだ。
『なっなんだこれは!?』
あれだろ。何らかの儀式を奴が開いていて、オレがはち会わせる。
『み~た~な~』
ウラミルギィンの野郎が幽霊よろしく恐ろしいことになるに違いない。
普通なら消される。
ここでもし魔法を使うと屋敷が倒壊してしまうが、肉弾戦は専門外だ。
いや、奴はまるで賢者のような奴だった。
対して力はないだろう。
そしてこれはあくまでシュミレート。
黒い儀式を開いているとは決まったわけではない。
よし、ドラ子を連れていこう。
「おい、ドラ子!」
「らうらう!」
「早いじゃないか。偉いぞ」




