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番外 ツミ
「あれ、ラウル、今日は竜パズルやらないの」
「ああ……あの野郎、目の前にいたら光属性で瞬殺してやるのに!!」
「……どれどれレアなキャラはいるしレベルも60かあ……」
「なんだその人を小バカにしたような顔は」
「なんでもないわよ?」
「オレのパズル力が糞だといいたいか?
ならお前がやってみろ」
「えーでもやったことないしー」
「今さら非ヲタのフリをしても無駄だぞ
非ヲタがレベルだのキャラだの言うかよ」
「はいはいやるわよ」
「やりかた教えてやろうか?」
「……ただ一筆で揃えるだけでしょ知ってるわ!」
「おい、なにか落ちたぞ……
これがお前のスマァトフォンヌか……」
「あ」
「予想の通り火属性か。他はお前の大好きなイケメンで構成された観賞用っと……」
「あ…ああ…」
「まあとにかくやれ」
「……はいはいやるわよ。でもダブル画面はやったことないわー」
「できちゃった」
「……おい」
「泣かないでラウル」
「泣いてねえよ。ガキじゃあるまいし」
「目から硫酸の涙は?」
「出るか。」