二十三 妖精姫降臨
制服姿の少女が植物園に入っていく。
オレ達はその後ろから様子をうかがう。
巨大食虫植物は、人を食おうとしていた。
少女が手をかざす。
すると食虫植物は人間をカイホウした。
「なにもんだあいつ」
オレの硫酸レーダーと魔力レーダーが反応している。
「えっと……」
幸が、少女に杖をかざす。
すると、なにか反応をしめした。
「えっと、人間に近いけど、科学生誕者…妖精姫みたいだよ」
なんだそれは。聞いたことがない。
「精霊、植物の遺伝子、悪魔の力を吸いとって生まれる科学者の中では伝説の種族……!」
幸はいつになくテンションが高い。
それほど科学が好きなんだなと関心した。
「ジャポナスにはそんなバケモンがいたのか」
「あ、私も初めて本物をみたから……」
「いやーお見事」
ぞろぞろと、現れた5人の集団は少女の後ろについていく。
つい先刻見た紫髪の陰陽師もいる。言うなれば職務怠慢してアイドルのおっかけのようなものか。
「あの行列、敵校乗り込むヤンキーみたいだな」
「そっそうだね……あの、よかったら家で…」
幸がまたなにかをいいたそうにしている。
「どうした?」
「あの……お家でいっしょにご「ラウル~!」「らうらう~!」
幻聴が聞こえた。
「食事の誘いか?」
「う、うん!」
「じー」
「じ~」
二名がこちらをジト目で見ている。
「お前らもいくか、いいよな?」
「う、うん…!」
「いく!」
「がう!」
こうして四人で幸の家へ行くことになった。




