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十六 幸ちゃんさよなら?
なんやかんやで、昨日はいろいろあった。
――――――やはり授業は退屈だった。
昼休みになる。ラヴィーナは相変わらずクラスメイトと仲良く昼飯だろう。
あいつは昔から友人が多くいるタイプだ。
「食事の時間だ」
ということで、これまではオレと幸と二人だったが、今日からドラ子も入れて三人で食うことになった。
幸がソワソワ落ち着かない。
「どうした。いじめられたのか?」
「ちっちがうの…」
両手のひとさし指をつんつんとしている。
「あの、そろそろ留学…」
「ああ…そういえばお前は留学生だったな」
「うん。だから…」
「帰るのか、テラネスに」
「…」
幸は口をつぐんだ。




