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番外 使い魔 精霊と妖精ってなんか違うの? マージルクス星人のサイフ事情
「やっぱ魔法学園といえば契約する精霊がいるよな」
「あんなん虫でしょ」
「妖精は虫みたいだが精霊は違うだろ」
「精霊と妖精の違いってなによ」
「羽か……?」
「わからないんじゃない!」
「よし、村の年寄りにきくか」
―――
「アレじゃよ。妖精はパフパフできるが精霊はおさわり現金ってやつじゃ」
「つまり違いは実体があるかないか、なんだな」
―――
「あー漫画家なりてーなー」
「金もうけしたいわー」
「立派な科学者になりたいなー」
「つーかラヴィーナ。おまえは貴族なんだし金あんだろ。このまえユベリスというマージルクス星の貴族もサイフの中身をいちいち確認していたが、サイフの中身を見ながらのshoppingなど見てるこっちが恥ずかしいぞ」
「マージルクス星人は王族が他星で戦いながら稼ぐの。貴族でもお上から金を貰えないの。各家庭で戦いながら稼ぐのよ」
「へー」
「それもう国家いらないだろ……」