第7話
不定期更新です。
可愛い俺の、耳付き姉妹を逃さないように宿屋に連れて行くよ。宿無し姉妹だから、他の馬鹿に盗られたら頭にくる。
「この二人をひと月ほど泊めてくれ」
おこずかいを渡して、よそに行かない様にしないとな!癒しが消えると困る〜俺の耳付き姉妹〜♫
「高くなりますが、食事付きにしますか?」
ご飯は大事だ、餌付け中だからな!別料金で肉を出してもらうといいか!逃げたくなくなるぞ。
「お願いします。一日三食、別に肉も付けてくれ」
動物性たんぱく質は必要だな。ここに預けて家を出る準備をするぞー!
「三食!肉付き!凄いお兄ちゃんいいの?」
笑顔だね〜、逃げないね。拾った動物は最後まで責任持つよ。俺の物〜♫可愛いぜ?
「いいよ。ちょっと出かけて来るから、俺が帰るまでここに泊まってていいぞ」
「うん!待ってる」
「うん!お兄ちゃん!」
いい返事だ。よしよし、ぼっち卒業〜♫育てよ姉妹。彼女達を残して家に帰った。森を抜けて途中で高かった薬草を採取した。お宝〜♬お宝〜♬ざっくざっく〜♫俺は運が良かった。
家に着くと、俺付きメイドに家を出る準備をさせて待たせて、父親の元に向かった。ノックをして部屋に入る許可をもらった。
「父上、最後のお願いに参りました。この家の、役に立つ事のできない私は出て行きます」
悲壮な顔でもしておけば勘違いしてくれる。父親の顔を見たら、厄介者が居なくなると喜んでる。
「そうか、何もやらないぞ!」
要らないよ。ここの物は、母親のメイドは連れて行くけどな。
「役に立てなくて申し訳ないです。この家の恥にならない様に勘当して下さい」
証明書をもらいこれを出せばこの家と縁が切れる。
「これを持って行けば、我が家と縁を切れる。間違いなく王都の役所に出せ!分かったな」
「はい、ありがとうございます。母の連れて来たメイドは僕と一緒にこの家をでます。それでは失礼しました」
これで、俺は自由だ!王都に行って出して来るぞーっ!急いで部屋に戻った。
「ミア、今から出発する。忘れ物ないか?」
今から出ないと、あの厄介な兄弟に絡まれたくないからな。俺的には血はあっても情はない。赤の他人だ。俺にはもう関係ないと思うと嬉しくなるよ。