第5話
不定期更新です。今日はちょっと短くなりました。
俺に、猫耳少女と幼女の友達ができたよ。事情を聞いたところ良くあるケースで両親が亡くなってお金も尽きて橋の下で生活しているらしい。
「おかあさんもお父さんも死んじゃった」
「ひっく、ひもじかったの」
チャンスだ!ここで恩を売っておくのも悪くない。俺だって一人は嫌だ!家族縁が薄いんだ、責めて可愛い女の子の友達は欲しい!前世で可愛い女の子の友達はいなかった。
「お前いい奴なのに彼女できないよなあ」
「悪かったないい人止まりで!」
「ははは、このままだとお前魔法使い一直線だぞ」
ふっ、前世でよく言われた、魔法使いにお前はなれるよ!と男友達に言われたよ!生まれ変わって本当に慣れた時には笑ったけどな。慣れた今ならこの子達を助けられるし良かったのかもな。
「橋の下は危ないから宿に移りなよ!今度一緒にパーティー組んで手伝ってくれるなら、お金貸してあげるよ!」
そうそう、これ以上傷とか怪我とかしたら俺が嫌だからね。バッチリ恩を売ってやるよ!
「え?本当!ご飯が食べれる?」
おい!もうよだれが出てるぞ!ちびっ子もかよ!二人ともよだれを拭いてる。
「食べれるから行こう。」
良し!餌付けだ!いや〜読んでて良かったラノベ小説!ここに生かさないでどこに生かす!美味しい物を少しずつ食べかせて、好きになってもらおう。狡いとか言われたくないが、これも人助けで自分の為になると言う美味しいとこ二度取りだな。
「ご飯楽しみ!」
「楽しみだね!お姉ちゃん」
二人共仲良く手を繋いでにこにこ歩いている。おまけに時々よだれを拭いてる。楽しみでたまらないのだろう。耳がぴくぴく尻尾がぶんぶん揺れてるよ。
そんなに期待されると美味しい物を食べさせないとダメだな!やはり肉類が良いだろうか?串焼きを、美味しそうに食べていたから肉類を食べさせよう。痩せてるより肉を付けさせないと。おっと、その前にボロボロの服を買ってやるのが先だな
「ご飯の前に服を買いに行くよ、ボロボロだから綺麗にしよう」
この際自分好みの服を着せよう、お金を出すのだからこの位の楽しみは貰っても悪くないはず?俺は悪くないぞー!