第26話
30日には更新したいと思います。
王女様がいた為に散々揉めてやっと屋敷についたぜ。疲れた、俺が何をした。助けてこんなに疲れるとは付いてない。
「ジーク、ここだ。この屋敷の所有者が君になる」
でっけえー!王様太っ腹。しかし素朴な疑問だが維持費いくらだろ?入り口の門をくぐり中に行くと玄関近に人がいる?
「誰か住んでるのか?人がいるぞ」
入り口に並んでるぞ。誰だろう?副団長達と正面玄関に向かった。結構遠いな。
「ジーク、この屋敷を管理してくれるメイド達だ。このまま君に仕えることが決まっている」
俺にこのメイドの給金払わせるつもりか?嫌だぞ払えるか!
「要らない!こんな人数を俺が給金払えるか!」
俺は平民のただの冒険者だぞ。無理だ。
「ジーク、大丈夫だ。給金は君が生きている間は王家がずっと出すそうだ」
は?王様の考えてる事は分からないな。
「もらうと良い。兄は義姉様を溺愛している。命の恩人に敬意を払っているだけ」
ん?娘はいいのか?溺愛かぁー。この屋敷を見れば感謝具合が分かるが、メイドを終身雇用。
「サインをもらえるか?直ぐ住めるそうだぞ」
え?もう?メイドさん美人と美少女ばかりいるぞ。人選した人凄いな、基準が胸か?全員でかい!マスクメロンか小玉スイカ丸々ボン!だ!
「ジーク、私だって負けてない!」
俺を見ていた王女様が叫んだ。メイドさんに張り合わなくても、得意そうに胸張って言われても通じないぞ。
「…シルキー様」
ほら、残念王女様に副団長も呆れてるぞ。小さくないが夏みかんくらいだだぞ。一体何がしたいのかなこの王女様。副団長より年上なのにそれかぁ。
「初めましてジーク様、私がメイド長のメロリアンです。よろしくお願いします」
おお〜1番大きいマスクメロンの持ち主!メイド長納得だ〜!
「よろしく頼む」
用事が終わった。ライフリーに戻るぞ。ラズールさんのところに行くか。
「副団長、俺ライフリーに用事があるから行くよ」
サインをして書類を渡した。耳付き姉妹とミアの迎えだ!
「ジーク!私も行く」
え!やめてくれ!厄介な王女様だな。
「俺は責任持てないからついて来ないでくれ!」
むくれた顔しても連れて行かないぞ!
「副団長!なんとかしてくれ!困る」
副団長がため息吐いてる。いつもの我儘か。
「ジーク、すまないがシルキー様を頼む。言い出したら聞かない方だ。護衛を数人と私が付いて行く」
「勘弁してくれ!庶民の俺に王女様のお守りは無理だ!」
嫌だぞ!王家の我儘娘の子守なんてしたくない!
「シルキー様、陛下に許可をもらって来てください。私は馬車の手配をします」
王様、恩人だと思っているなら許可するなよ!
「分かった。兄様にすぐ許可をもらって来る!」
走って王城に戻って行った。耳付き姉妹とミアを迎えに行くのに、邪魔な付属品が付いて来そうだ。何でも首を突っ込む王女様と一緒だと安心できない。救いは副団長だけだ。しっかり王女様を管理してくれよ。