第三話 雷牙の剣
前回までのあらすじ
主人公ケイン・ナイトの父親はナイトが幼き頃失踪してしまった。
そんなナイトの家に突然謎の男達が尋ねてきた。
その男達はどうやら父ライトの事を知っているらしい。
ナイトはその男達から魔人剣という剣の話を聞いた。そして・・・
男達が話の続きを語りだした
「そもそも魔人剣は言い伝え程度のものでしたから詳しくは知りませんでした。
しかしそれでも話を聞きたいとライト様は言ってきたので、私達はその言い伝えを話しました。
その昔「雷牙」という伝説の勇者がこの世界にある剣を落としたのです。
それが「魔人剣」という事です。その剣はとてつもなく膨大な力を持っていました。
その剣の偉大なる力を求め世界中のものが魔人剣を探しました。しかし見つけることは出来なかった。誰一人として見つけられなかった。しかしその魔人剣を見つけたのがライト様です。
北の国「サイガ」に剣はあったのです。ライト様はおそるおそる剣に触れられました。
そして遂に魔人剣を手にしたのです。魔人剣を手にしたライト様は、村を荒らす盗賊や山賊を倒しました。
時には村人を襲うドラゴンも倒しました。ですからライト様は国中の皆から尊敬されていました」
俺は疑問に思った事があったから聞いた。「・・・別に父さんは強くない。木こりではあったけれど・・・ドラゴンなんか倒せる力なんてありえない。それよりあんたの名前を聞いていなかったが・・・」
男は急いでこう言った「申し訳ありません私はジャント・セーンでござえます」
丁寧語を使うのがあまり上手ではないらしい。
「それで父さんは何でそんなに強くなったんだ?それが魔人剣の力なのか?」ジャントはフームと言って答えた「当たらずとも遠からずですな・・・それは魔人剣が進化するからです」
(し・ん・か!?)
「剣が進化するなんて考えられない。ありえない事だ」ジャントは頭を下げ「すいませんです。一度に色々な事を言ってしまいまして驚いてると思いますが、順番に話していきましょう」
・・・いったい何がどうなっているんだ?俺には理解できなかった
はい。はじめまして作者のユウキです。今回後書きしたのには深い意味はありませんが、読者様に魔人剣の裏話?を語っていこうと思っています。第一回はナイトから。ナイト君、当初の予定ではもっと汚いしゃべり方だったのです
しかし作成していくうちにもう少し礼儀があってもいいなと思ってすこしやさしくなりました「お前→あんた」とか「聞かせてくれ→聞かせて欲しいのだが」とか・・・
そんな感じです。はい。では今回はこの辺で失礼します。