第二話 魔人剣
男達は話し始めた。
「ライト様は英雄でした。ライト様は当時「力」を求めていらっしゃった。
私達は昔ちょっとした「賊」として暮らしていました。私達は財宝探しなどしてまぁ「トレジャーハンター」といったところでしょうか・・・
そして私達が次の財宝の目処を付けて次の財宝を探しに行く道中のことでした。
砂漠を歩いていた。そして私達はライト様に出会いました。
そしてライト様は私達を見てこう言いました。
「お前達、力はあるか?もし無いのなら私と共に力を手にしよう」と。私達は当初何をふざけたことを言っているんだ?と思い皆で倒しにかかりました。しかしその時でさえライト様は人間とは思えぬ強さで私達はボロボロにされました。
私達はとどめを刺される!と思いました。「敗者は死ぬ」というのが当然だと思っていましたから・・・しかしライト様は再びこう言いました。「お前達。力は欲しくないか?私と共に力を手にしよう」と。おっしゃった。私達は動揺しましたがライト様に従うことにしました。しかしライト様は「力」が欲しいと言うだけで、そのほかには一切話をされなかった。しかたがないので私達はその地方に伝わる伝説の話をしました。
「魔人剣」という伝説の剣の話を・・・しかしライト様はその話にかなり興味をお持ちになったのです。
私達も冗談半分で言ったもので・・・
ですから私達は「魔人剣」に関する話をしました」
・・・俺もいっぺんに色々な話を言われて内容を飲み込めなかった。
ただ、どうしても聞きたいことがあった。
「父さんは・・・生きているのか?」
男達は黙り込んでしまったがやがてある男が口を開いた。
「ライト様は・・・亡くなりました・・・」
予想は出来たことだ。それほど驚くことではない。
「じゃあさっきの話の続き「魔人剣」について聞かせ欲しいのだが」
「かしこまりました」そういって男は軽く頭を下げた。