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サジャは学校でもてるらしい。


常連の男性の娘が言っていたそうだ。

その娘自身もサジャに夢中らしく、私が笑って嫁にくる?と言ってみたら、真顔でチャニのところは嫌だと言われた。


酒場とか抜きにして私のような姑がいるところは嫌だそうだ。

反論できない。


自分がサジャの嫁取りの邪魔になろうとは・・・!


うなだれながらもサジャがもてるということを考えてみた。


確かにサジャの見目は良い。


赤茶の髪はふわふわしてるし、黒い瞳も丸くかわいらしい。

あれだ、上目がちにこっちを見上げてくる姿とか頭を撫で回して愛でたくなる。


・・・変態っぽいからやめよう。

自分の子って本当にかわいく見えるものなのだな。


しかし実際にサジャはよく贈り物をもらってくる。


今日もお土産ものがたくさんだった。


「ただいま、チャニさん」

「おかえり、サジャ。今日も多いわね」


紙袋一杯に詰められているのはほぼお菓子である。


中に私の好物があったりすると、サジャは私の口に手づから入れてくれる。

私が調理中で手が使えないことが多いからだ。


「チャニさん、どうぞ」

「うん」


飴を口でころがしながら、私はこれがサジャのたらしの手口か・・・!と思った。





ここから甘くなるよう頑張ります。

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