表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/23

死んだ姉の息子をおしつけられた。

わざわざ山向こうの村から、姉の旦那の連れ子のため私とは血がつながってないにも関わらずだ。


父親は妻が死んですぐ蒸発したらしい。

遠くの街で愛人とよろしくやっていると噂を聞いた。ふざけんな。


あっちの祖父母に引き取ってもらえよと思ったのだが、どうやら馬が合わなかったので、私にお鉢がまわってきたそうな。

年寄りは孫をかわいがるものだと思っていたのだが。


正直、勘弁してほしいと思う。


私は子どもが苦手だ。

人のコンプレックスを悪気なく抉ってくるところとかが特に。

大人げないと言われようが無理なのだ。


しかし、両親が既に亡くなっており、村の唯一の酒場を受け継いで、困窮することもなく気ままな一人暮らしを行っていた私は都合が良いと思われたようで。


山向こうの村と私の住む村の二人の村長に土下座の勢いで頼み込まれた。

下手に断ると角が立つではないか。


援助は惜しまないということで、義理の甥っ子を引き取った。


二十の身空で六歳の子持ちである。

これは結婚が遠のいたな。


まあそれは別にどうでもいい話だが。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ