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吸血鬼のクラスメイト(美少女)で遊んでみた

作者: 安曇 東成

 俺のクラスで一番可愛い女子である高宮さんは、俺しか知らないが吸血鬼である。少なくとも本人はそう自称している。

 が、可愛ければ吸血鬼でもなんでもオッケーである。高宮さんは黒いロングヘアーで目もぱっちりしていて、肌も白くてスタイルも良いのだ。


 ある日、放課後にたまたま二人になった時、高宮さんがどうしても俺の血を吸いたいと言ってきた。俺は少し考えた。


「う~ん、そうだなぁ。血を吸われてもなんともないなら、今晩ならいいよ。21時に『岩田公園』でどう?」


 岩田公園は学校からも比較的近い公園で、俺と高宮さんの家の中間地点でもある。


 その晩、俺は約束通り岩田公園に行き、高宮さんを待つ。ほどなく高宮さんが現れた。私服姿の高宮さんからはシャンプーのいい匂いがした。もうお風呂入ったのかな。


「お待たせ」

「俺も今来たところだよ。 さぁ、血を吸うんだろ? どこから吸うんだい」

「じゃ、じゃあ首でもいいかしら」

「いいよ。 跡が残らないようにやってくれよ」


 高宮さんはそわそわして落ち着きがない。けどついに俺の真正面から抱き着いて、首をペロリと舐めた。

 俺は正直めちゃくちゃ興奮した。正面から抱き着かれて、高宮さんの胸部を感じたし、思わず背中に手を回してしまった。


 高宮さんは俺の首に噛みついて血を舐めてるのか吸ってるのかしたようだ。

 やがて満足したのか、名残惜しそうに身体を離した。


「ありがとう、これでしばらく大丈夫だわ」

「そうかい、それは良かった。ところで俺の晩御飯、ニンニクマシマシのラーメンだけど?」

「ぎゃあああああ!!」


 またある日、隣の席の高宮さんが、消しゴムを貸して欲しいと言ってきたので、シルバーアクセを溶かして作った弾丸を渡した。


「ぶぎゃあああああっ!」


 また別の日は教科書を見せて欲しい、と言ってきたので、十字架を落書きした教科書を見せた。


「ほげええええぇぇっ!」


 また別の日は旅行のお土産を渡した。お猿さんの最中(もなか)だ。


「これは?」


 高宮さんが首を傾げたので俺は笑って言う。


「日光のお土産だよ」

「ぐぎゃあああああああああああ!!」


 君、絶対吸血鬼じゃないよね!


むしゃくしゃして書いた。

「特別国庫管理部」の続編、もうじき投稿しますのでよろしくお願いします。

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