季節の変わり目は風邪をひきやすい
マダガスカルのど真ん中にDr.ケンシロウがサバイバー達のためにクリニックを開院した。
「おい、お前ら、毎日、毎日、どんだけタバコを吸ってんだ。そんなんじゃ、風邪をひきやすくなるし、がんになるリスクだって高まるんだぞ。たばこの箱のパッケージに書いてあるだろ、ちゃんと読め。それで、今日は、お前らの健康に気を遣って、胃カメラを使って検査してもらう。」
Dr.ケンシロウが言った。
「えーーー、胃カメラ怖いよー。やだよー。」
サバイバー達が言った。
「なに、子供みたいなこと言ってんだ。いいから、一人ずつ検査していくぞ。」
サバイバー達は仕方なく胃カメラを受けることになった。
「じゃー、やっていくぞ。いいか、口を大きく開けろ。そして、この黒い棒を体の中に突っ込むからな。」
「いやいや、なにそれ、黒い棒って。ただのその辺に落ちてたゴミじゃねーか。」
「何を言ってるんだ。ここはマダガスカルだぞ。本物の胃カメラを使うとでも思ったか。この黒い棒で体の中をぐりぐりやるんだ。いくぞ。(ぐりぐりぐりーーー)」
「(げろげろげろーーー)痛い、痛い、痛い。ち、血が止まらねー。なにやってくれてんだ、てめー。この藪医者が!!」
こうして、すべてのサバイバーの健康を守ったDr.ケンシロウであった。
「ちょっと、待て、ケンシロウ、お前もやってみろ。」
「ふ、俺ぐらいになったら、これくらい自分で出来るんだ。こうやって、鼻から入れて、口から出す。ほらな。」
「お前はほっしゃんか。」