無能の賢者、結果として参戦しない
今回の無能の賢者は?
爆炎の賢者だ、機知の賢者の必殺技が炸裂する今回、ついでに俺もカストールとの闘いに決着をつけるかも?
気にいったひとは、ブクマよろしく!
「くらえ!剣聖継承奥義!」
機知の賢者に向かって、マイセン=カシメロは言った。
「いや、お前斧じゃん!?」
斧にまとわりつくオーラに淀みがなくなった瞬間。
「草薙!!」
下から斜め上に斬り上げ、バレンタインの腰のあたりからはいり、カシメロの肩辺りに抜けた。そのままさらに、カシメロを縦に切り裂いたところで、斧に付いたオーラが消えた。
「確かに私も思ったけど、使えるんだから、使うよね」
すぐに迅速が横に来た。
「すごい、継承奥義…斧なのに…」
「自分でも思ってる」
これは、しばらく言われる覚悟しないとイカンやつや!
無能が、走り込んで来ながら叫んでいる。
「ヘビ女生きてるぞ!」
復活対象のモンスターが死ねば、通常、黒い霧となって肉体は消える。現にマイセン=カシメロは消えたが、バレンタインは消えていなかった。
「シャー!」
飛びかかるバレンタインに、無能が後ろから抱きつき、迅速がショートソードで仕留めた。
消えていく、バレンタインの黒霧の中、迅速は聞いた。
「助けは、いらなかったかかしら?」
微笑んで答える。
「たぶん…私の勘がそう言っている。」
雰囲気と言うか、立ち姿が変わった。今は、治癒の賢者よりも上に見える。
実際に、機知の賢者ことライラ=フランチェスカは、超上位職への覚醒、剣聖継承奥義の取得、幹部二人の経験値ほぼ丸ごとを得て、蘇生時間24時間を超える、デイ・タイムホルダーになった。
これから先、ライラと共に賢者が死んだ場合、ライラを先に蘇生してしまうと、もう一人は死が確定する。
無能とは逆の責任が発生する。
簡単には死ねないという責任である。
その場にいる治癒、迅速、機知の3人は、その重さを理解し、単純に祝福という空気ではない……が!
「なんじゃコリャ!?」
無能は違う世界線にいた。
「オッパイが蛇の感触だったぞ!きも!」
昔キリエ(迅速の賢者)に触らされた蛇とか爬虫類の感触にソックリたったぞ!!
「アンタバカ〜!?あの状況で何やってるのよ!」
「うるせぇキリエ!お前に爬虫類とか触らされたせいで、あの感触苦手なんだよ!」
「人のせいにするな!アンタが元々苦手なだけでしょ!少しは成長して、苦手の一つも克服しておきなさいよ!」
二人の姿に、機知の賢者が微笑ましさを感じている時、もう一つの戦場も、決着を見せていた。
魔断の壁の湖では、魔具の跳ね飛ばした、魔王軍幹部カストールの首が、宙を舞っていた。
「ここからだよw」
魔具は飛び掛かり、おおきな巾着袋を被せ口を縛った。
「流石は.伝説のオスカー=カストール…といっておこうかな…グフッ…」
魔具の体が、再び光となって消える。巾着に納めることには成功したが、触手のカウンターで心臓を貫かれた。
「爆ぜろ!」
一瞬、指揮系統を切り離されて、統率の乱れた体を、爆炎が吹き飛ばすと、その付け根、体と胴体を繋ぐ当たりに、複数の脳と心臓が見えた。
「伝承通り!」
再び、爆炎を叩き込むと、順次八本ある足が、霧と変わっていく…そして、爆炎で宙を舞うカストール袋が、空中でピタリと止まった。
「最後のカストール!俺の能力は圧縮だ!他人の魔力が入ったものは、圧縮しにくいが!その巾着はイケる!!」
巾着全体のサイズそのものが縮小していくと、まずハッキリと顔の形に張り付き、次に、鈍い砕けるような音がして、まん丸くなり、さらに圧縮が進むと、巾着の口の僅かな隙間から、黒い霧が勢いよく吹き出していった。
「流石は…伝説のカストール…」
魔具の賢者の作り出した足場の下から、カストールの触手の一本が、爆炎の賢者に刺さった。
足場が崩れ、カストールの魔法で大地が盛り上がる。
水面に浮かぶ、土俵のような地面の上で、一本の触手から、徐々に再生を始めている。
脇腹に突き刺さ触手が、心臓に届かないように、強引に握って防いでいるが、体を持ち上げられ、距離をとることができない。
「クックックッ…使わせてくれるかw」
爆炎の賢者は、口から血を垂らし、笑いながら脇腹に刺さる触手を吹き飛ばしたが、絶命は必至の致命傷になっている。
しかしその笑みは、絶対の自信と狂気を帯びていた。
「いくぞ…決戦奥義…」
次回の無能の賢者がまかり通るは?
剣聖継承奥義『草薙』です。
全てを、草をなぎ倒すが如く、サクサク切れることから、この名前になりました。
闇属性の僕ですが、闇は光の放たれるような、弾く感じはなく、むしろ惹きつける効果があるので、吸い寄せられる斬撃になるのが特長です。
さて、次のお話は?
もわもわもわ〜
シャッキーン!
ズル…ゴトッ…
そう言えばシャッキーンは、誰か使ってましたよね?
じゃ~んけ〜んポン!
僕が思い浮かべたのは『グー』でした。
勝った人もそうでない方も、よいお年を〜\(^o^)/




