無能の賢者、開戦を経験しない。
今回の無能の賢者は?
見通される悪魔ジェシュガンだ
他に見通す悪魔という相方のような悪魔がいて、長距離移動が可能となるわけなんだが…
そのせいでちょっとしょんぼりしている。
理由は読んでくれ
あとはブックマークなどヨロシク!!
さて、どうしたものか…魔王様から授かった力を試したはいいが…この数の賢者は手に余る。
「顔見せは済んだ、俺は帰らせてもらおう」
見の賢者から飛び退き、部屋の中央に浮き上がる。
あそこの窓空いてる…あそこから…
「逃がすと思うの?」
強気だ、弱気を見せればつけ込まれる。
「思う、不確定要素が多い中、戦うようなタイプではないだろう。」
手ぶりで、他の賢者を制止しているのは、知の賢者だな?では、あそこのチビは、なんの賢者だ…
「いいの、ただ一つだけ聞きたいの」
この面子に参加して、魔族に知られて居ない賢者…
「この場は見逃すと言うなら、そういう契約をかわそうか?」
蘇生担当か?
「他にも同じ能力を持つものはいるの?」
確率は高い、あれは蘇生の賢者だ…
「この力は、魔王様に先日頂いた力…故に、他の者にも与えようと思えば与えられる。よって、特別だが固有のものでは無い。」
今、ここで得た情報は、魔王軍にとって、重要な情報になり得る。
「では、お前を殺しても意味がないの?」
できれば連れ去りたいが無理だ、同様に殺すのも難しい。
「誰かが新たに能力を頂くか、既にもっているだろう。」
だが、情報は持ち帰る。
「わかったの」
今だが、あせるな油断するな。
「ではサラバだ!」
窓から飛び出し、とりあえずの成功に気を良くする。
町の防壁を超え、1キロほどいったところだろうか、二人の男が揉み合っていた。
「いいからいいから!ちゃっとだけだから!」
「いやいや!ちょっとで済むわけないじゃん!」
ん?あのゴーグルは確か賢者だったな…どこかでスグに死んでた奴だ…
「それ起動してから、うろ覚えだけど、3分か5分時間があるから」
「逆にこえ〜〜よ!」
なんだアルマジロみたい格好?そうだ、アイツらのどちらかを拐おう、見通す悪魔が見通している。どちらか1人ならいける。
「お前たちは賢者か」
「…なんか来たじゃん面倒くせえ!!」
「無能が中々着ないからだろ!!」
なんだこの緊張感のなさ、ひょっとして強いのか?
「俺は見通される悪魔ジェシュガン、どちらか一人、大人しく捕まってもらおうか」
「…どうする?」
「………戦うのメンドイよね?」
え?なにこの表情?絶望も悲観も何も無い、純粋に面倒臭そう!!
「……あっ相談する待ってくれ」
「え〜僕はやだからね〜」
二人は、なにか談笑している。
「ヒソヒソ…、ぶっwそれってどうなの?」
「……いやいや、こんな装備…ヒソヒソ…」
所々聞こえるが、まったく焦っていない。
殺さないように拷問にかけられるとか、考えたりしないのだろうか?
「じゃあ俺が行くよ、この無能の賢者こと、クロイツ=シュバルツ=ローゼル=シュタイルが行くよ」
え〜、今、無能って言わなかった〜?
「ソイツは本当に賢者なのか?」
「……うん、なんなら契約でもする?」
ゴーグルの方が、紙を取り出すと、サラサラと書き始めた。
僕こと魔具の賢者は、このクロイツ=シュバルツ=ローゼル=シュタイルが賢者あることを保障します。
もし違った場合は、僕の魂を、見通される悪魔ジェシュガンに譲渡します。
「ああ、そっちは保証なにする?」
なにこの賢者?悪魔との契約に躊躇がない!!
「あっどうせなら、俺、魔王に会いたい。」
「いや無能、魔王のところまで行くのに、どのくらいかかると思うんだよ!あと遠慮しろ!!」
やっぱり無能って言ってる?そんなことあり得るのか?
「言って見ないと分からないだろ?」
「なんだコラ?賢者同士つぶしあうか?ああん!?」
「まあまあ、実際、魔王様は難しいが、影なら壁向こうの城塞に御出になられている。姿は大体同じだし、本体と繋がっているから、リアルタイムで話せるぞ」
あれ?俺今、人間のケンカを仲裁している?
「じゃあ見返りは、魔王の影に合わせるで、書いていいかな?」
「いいとも〜」
なにを返事しているんだ俺は?
「じゃあ行ってくる…あっそうだ…いったらスグに会える?」
「ここからなら、最短3〜5分くらいかな?」
「じゃあ、なる早で、あっそれと、これを…」
アルマジロは、ペンダントを外すとゴーグルに渡した。
「基本、二度と帰れなくなると思うから、それをオレの代わりにミンナにとどけてくれ。」
「え〜?わかったよ〜」
こうして、なんとなく賢者を一人連れ去った。
それを僕、魔具の賢者は見送ると、スイッチを起動して、他の賢者、主に蘇生の賢者を目指した。
賢者達は、会議室にみんな集まっているらしく、当然無能が攫われたことを知らない。
勢いよく扉を開く。
「みんな!無能がさわられた!」
って言い間違えながら入った瞬間、外が、見たこと無いくらい明るく光った。
「なに!?」
誰となく声が上がった矢先、爆音と共に、建物が軽く揺れた。
いち早く外の確認したのは、見の賢者だった。
「おい!みんな!壁が…断魔の壁が!いや、その向こうの…魔王軍の砦すら見えない!!」
外に出ると、信じられないほどの爆炎が、黒いキノコのような巨大な煙の中に見えた。
「山よりデカい」
黒い雲は稲妻を帯び、雲の表面を駆け巡る。
「爆風に押しのけられた雲が、巨大な輪になってる。」
押しのけられた白い雲の輪は、言われなければ気付かないほど大きく。
「この辺の気温まで上がってる。」
黒のキノコ雲の傘は、雲の輪のずっと上にある。
「魔具?お前まさか…アレを!アレを使ったの!?」
知の賢者の剣幕に、魔具の賢者は焦っている。
「いっいや~、まさかあんなに威力があるなんて、町の近くじゃなくてよかったな~・・・なんて・・・ハッハッハッハ……」
そして目を合わせない。
「おい!知の賢者!アレは!あれはなんなんだ!」
俺の爆炎より遙かにデカい…あんなものがあるなら俺は…
「無能の賢者が死んだようです。」
あんなので、まとめてやられたら…
蘇生の賢者も他の賢者も、自分の能力と比較し、絶望にも似た感情を感じていた。
「アレは……」
知の賢者は、ためらいながら答えた。
「アレは…人すらも滅ぼしかねない、禁断の兵器……」
『メギド・ドライヴ』
次回の無能の賢者は?
断間の壁です。
この世界で長らく建っていたのに、一瞬で消されちゃいました♪テヘペロ♪
ちょっと待ってください!お話の紹介は断人の門にさせてください!!
も~~ん
ももも~~~~ん
もももも~~~~~~~ん
三本で~す。
では!物質にも出番をくれる、この優しい愛ある世界に~~!
じゃーん・けーん・も~~~ん!メギド・ドライヴ~~~~!
何を出しても全部消滅だよwンガクック…




