無能の賢者、勇気ある撤退をしない。
魔道具の賢者です。
まだ公式決定がないから、僕の呼び方が、魔道具とか魔具とかブレブレなんだよね。
今回は、今回の僕の活躍がここまでになる回てす。
では、ブクマ感想お気に入り登録ヨロシク!
「クリスタルのゴーレム」
10階に降りゴーレムらしきものを視認すると、9階の罠はスグに始動した。
「賢者さま!9階はクリスタルスケルトンで、隙間が無くなりそうです!」
残した一般兵数名が、10階に走り降りてきた。
「そんなに多いのか?」
「戦うスペースはありません!今、魔道具の賢者様が、壁を作りながら、コチラに降りてる最中です。」
確かにスゴイ連続で、ウォール・ウォールと聞こえてくる。
これは魔具の賢者の能力の一つで、本人にとって簡単な構造物なら、周辺の物資を媒介に、即作れるスキルである。
「魔具のヤツめっちゃ連呼してるな…」
「ウォール・ウォール・ウォール・ウォール!!(*´Д`)ハァハァ……」
ヤバい顔で降りてきた。
「( ´Д`)=3 フゥ…アイツらクリスタルだから、壁の強度より上だ、一枚一分くらいで突破される。」
「魔具の、何枚張った?」
「おそらく50枚以上…でも安全だと言い切れるのは、せいぜい30分と思って」
クリスタルゴーレムの目の前、機知の賢者は…
「いいくらいね…」
ゴーレムの磨き上げられた曲面が光を屈折しているが…
「透明度の高いクリスタルですな…」
無能の言う通り透明で、微妙に細部や作り、距離感が視認しずらいというか…
「細かいところ分からないし、僕にもコアが見えない。上とつながってるあの柱を倒せば、上は止まりそうだけど…」
魔具の賢者の言う事も、もっともで、普通はあるはずのコアが、巧みに光学迷彩状態になり、場所が特定できない。
「くるッ!!」
機知の賢者にゴーレムが襲い掛かる。
「何いまの?関節が伸びたと言うか、そのものがない!」
かわしながら確認する関節は、エネルギーらしきものでつながった空間になっていて、そこがルーズに伸び縮みしている。
「いけるか!!」
見の賢者がゴーレムに一撃を放つが、固い曲面に滑り、全く効いていない。
「え~、以上の情報から、僕こと魔道具の賢者が思うのは、状況の打開方は三つ…」
一つ、ゴーレムを倒す。
柱は、まぐれでもタダのケーブル、ゴーレムコアが、ダンジョンコアを兼ねていて、全体の機能が停止する。っと推測…
二つ、柱を倒して9階に戻る。
柱が倒れれば、9階の機能が止まるので、壁を取っ払って一旦上がれる。
三つ、脱出ルートを見つけて撤退する。
可能性は低いが、あれば楽である。
「倒す以外は撤退じゃねぇか?」
無能の意見に見の賢者さん。
「倒せない以上、勇気ある撤退と思うしかない。」
「ちょっと!こっちが引き付けるにも限界がある!!」
かわせるとは言え、続けていれば、機知の賢者も疲れてくる。
そのとき、無能の賢者があるものを見つけた。
「あっ、あそこちょっと暗くない?」
「あっ僕にも見えましたぞ!脱出口では?」
「では魔具氏、拙者らは参りましょうかw」
「そうですのう無能氏ww」
謎のキモイ口調で脱出口に入った瞬間、二人は罠にかかって無数のトゲに串刺しにされ死亡した。
「うぅ・・・無能氏が1ゲトずさーでござるか…2ゲットずさーしかないでござるな…」
こうして魔具の賢者、蘇生の間に帰還。
「みんな~あそこに罠あるよ~♪」
笑顔で手を振る無能に誰も手を振らず。
「それより、どうするの?単調だから、避けるのにはなれてきたけど、決め手はどうする?」
そう、時間は差し迫っているのである。
見の賢者の矢は、柱にも弾かれ、ゴーレムにも通じない。
機知の賢者は攻撃を凌げるが、ゴーレムに有効な高火力がない。
クリスタルスケルトンの大群は、徐々に迫ってきている。
「もっもう無理だ!死ぬしかないんだ!」
兵士の一人が騒ぎ出した。
「落ち着け!!」
「見の賢者さま、あなた方賢者様はいいですよね?なんせ、蘇生があるんだから…でも…でも、俺たちの命は一回こっきりなんです!!賢者様とは違うんですよ!!」
なにかの為と連れてきた人員が、仇となってしまった。
「……撤収しよう」
無能が、口を開いた。
「昨日、『戻ったら娘を抱きしめるんだ』って言ってましたね、他にも、無事帰ったら告白するとか、友達に託された、幸運のナイフで、果物を剥いてくれたり、皆さんと何気ない、くだらない会話をしました。」
静かに、無能の賢者を見ている。
「賢者は確かに蘇生がある。それが故に、やり直せばいいと、必死さ持てない時もある。でも、皆さんとくだらない時間を過ごしました。些細な幸せの大事さも感じています。」
ゴーレムを強く見据える。
「それを守るのが賢者の役目だと言うのなら…撤退はしない!それが例え、勇気ある撤退だったとしても!」
機知の賢者がゴーレムの攻撃をかわすと、それは地面に着いた、その戻り際に飛び乗り、頭に強引に張り付いた。
「必ず勝って!撤収するんだ!!」
次回の無能の賢者がまかり通るは?
どうも、クリエイトされた壁です。
いや〜、私自身、クリスタル(以下クリ)で出来てるんですけど、スケルトンもクリでしょ?
だから、私のクリにそんなにクリをぶつけたら壊れちゃうって話なんです。
そんなお話の内容は?
クリ限界迫る
クリ限界
クリ限界突破
の三本で〜〜す。
せ〜の、ジャ~ンけ〜んぽ〜ん♪
私は壁でした〜モンケン(鉄球クレーン)の人のかいだよ〜…ンガクック




