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5話

5話


  リバースゲージは減っている。

 こちらのターンということか。

 やっと、このくそむかつく少女を殴れるんだ。

 僕の気分は高揚していた。

 今は、この少女を殴りたい。

 誰だってそうだろう。

 突然異世界に呼び出され、救ってくれと言われ、聴きたい事がといえばそれだけで、

 ぐだぐだぐだぐだだと難癖をつけられれば、世界中の誰だって殴りかかるはずだ。

 ボディなんて狙わない。今1番殴りたいのはどこか。

 顔面に決まってらぁ!

 Xボタンで、少女の顔にパンチが入る。

 しゃっああああ!気持ちいぃぃ!

 異世界ありがとぉぉ!

 Xボタンを押しただけなのに、腕には少女の頬を殴った感覚がしっかりとある。

 これが異世界。これが異世界のゲームか。

 こちらがパンチとキックを食らってる時から察するに、Aが弱キックでここに繋げていくのだろう。

 Aを押すと、キックが出る。

 僕は、足を狙って機動力を潰してなんてしない。

 蹴って気持ちいいのは、やはり腹だ。

 むかつく少女の腹を蹴るのは、やはり気持ちいい。

 だってむかつくもんこの少女。

 あー、ほんとむかつくなぁ。

 なんで異世界転生していきなりこんなむかつく糞少女に厚かましいお願いされて、難癖つけられなきゃいけないんだよ。

 前世の僕が何したってんだ。

 。。。何したんだろうか前世の僕は。

 今、そんな事を考えている時間はない。

 とにかく、この糞むかつく糞少女の顔面を殴って腹を蹴ろう。


 


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