78話 2つの魔境
今、闇夜雨山はこの剣の中にある。
やっ事ないけど、魔境アビリティを2つ使うとどうなるのだろう。
闇夜雨山はこの剣の中にあるんだし、雷轟白夜を使ったら雷轟白夜だけ残ったりしないかな?
そしたら強いよな、よしやってみよう。
「マルクス、もう少し実験に付き合ってもらうぞ」
「ほうまたなにかする気なのだな」
「ああ、ちょっと試したい事があってな」
闇夜雨山は剣の中にある。
環境だけを雷轟白夜にする感じでやってみよう。
「おやおやオルクス様がまた面白いことを始めようとしてますよ、ミリオン」
「おおスッゲェな流石はオルクス様だ」
俺が2つ目の魔境を発動させようとしていると、あっちの緑茶組が少し盛り上がっていた。
お、お前らなぁ。
まぁいい、別に手伝いとかは今回求めていないし、あいつらは見てるだけで全然大丈夫。
「よしやるか、アビリティ発動【魔境】雷轟白夜」
「なんと!?二つ目の魔鏡か!オルクスお前……」
雷轟白夜を使うとすぐに雷が降り始めた。
よし上手くいってる。
感触的に、レーバテインの中にまだ魔境も残っているし、これは成功かもな。
「さぁ準備はできたぞマルクス!いくぞ」
「来いオルクス!!」
「【環境操作】雷よマルクスを貫け!」
『ズシャ』
俺がそういうと雷がマルクスを貫いた。
流石に雷は避けれないよね。
「ぐはっ……やるなぁマルクス」
「……硬すぎだろ、まぁお次はこれだ切り裂け嵐よ!【魔境器】闇夜嵐剣!」
『グォォオ』
そう言ってレーバテイン改めて【魔境器】闇夜嵐剣を振り抜くと轟音と共に嵐が巻き起こりマルクスに直撃した。
「ぐはっ、こ、これは効くな……すまんヴァパール」
そう言ってマルクスは倒れた。
や、やっと倒れたか、タフすぎるよマルクスのやつ。
「オルクス様ー!」
「おお、ミリオン!」
俺がマルクスを倒すと茶を飲んでまったりしていたマリギュラとミリオンが駆け寄ってきた。
「さすがだなオルクス様!」
「ありがとうミリオン」
「まさか、魔境器と魔境を併用するとは、恐れ入りました」
「ありがとうマリギュラ、併用はできそうだからやってみたよ」
魔境器と魔鏡の同時発動は魔力の消費が激しいが、使えばレベル700台以上にも有効な武器になる。
これは切り札としては最高の手札だな。
「それより、ロックは?」
「ああロックならまだ敵と戦っていますよ」
「そうか、まぁロックなら大丈夫だろ、俺達はアリア達と合流しようか」
「了解でございます」
ロックには悪いけど、逃したアリアとティアナと合流して、俺達は早めにデリアリへ戻るとしよう。
とりあえずマルクスは連れて行って、後で話を色々と聞くつもりだ。
「がんばれよ!ロックー!」
ヴァパールと戦うロックに後を託し、俺達はマルクスを連れてティアナ達の後を追った。




