なろうのチート(およびチート寄り)主人公タイプ分類とその分析
ここで言う言葉は全て持論ですので、鵜呑みにしなくても結構です。
何か理論的な反論や同意などございましたらコメントをすれば良いと思います。(しなくても大丈夫です)
超越者タイプ。
とにかく強ければいい。スキルがたくさんある。パロメーターも宇宙的数値。(もしくはパロメーターとかに頼っているのか?というレベル)。神とか倒せる。強い手下もたくさんいる。というか主人公を強くし過ぎて、部下の戦いのほうが書いていて(読んでいて)面白い。なんか外宇宙とかに行ける。元の世界に帰還できる自力(もしくは転スラみたいにスキル人格)によって。
該当有名小説、転スラ、オバロ、
人並ですかなぇ。人とのつながりとかを大事にするタイプ。
そんなに強くはない。常人と比較して到底かなわないくらい強いけど、宇宙出るレベルではない。それでもスキルがたくさんあったり、無敵なスキルがある。ギルドの受付に驚かれたりする。でも強さは必要なだけ。過剰に入らない。その代わりになんか人助けたり、ヒロインが仲間になったり奴隷が自分から仲間になりたそうにこちらを見ている。領地とか、国とかもらう。農業とかしたり、旅したり、アウトドアの楽しさ。超越者と比べ一並みの幸せ。まあ共感しやすいのも利点か。あと知識が必要か?料理とかサバイバルとか領地とか。上の超越者タイプは空想で何でも書けるが、そういった知識は空想で書くよりも実際に使える知識が用いられがちだ。まあ必須ではないだろうが。
該当有名小説、無職転生、
異質タイプ。
大量にスキルがあるわけでも、特別ステータスが高いわけではないが、なんか珍しいスキルで無双していく。スキルをこぴぺしたり、分裂したり・・例があまり思い浮かばないが。なんというか、序盤で「こんなスキルは外れだよ」みたいに言われてがっかりする。でも実は使えるという展開。クラス全員が転移してくるタイプと、最初からファンタジーの住人の二つのタイプがあり、前者はしゅじんこうがクラスから虐められてて女神が腹黒。後者は村人として生まれてしゅじんこうが、村のしきたりで成人になるとスキルを受け取り幼馴染が主人公と比べクソ強いスキルをもらい勇者とか聖女になるのを主人公は見てるだけしかできない。(でもあとから自分のスキルの優位性に気づき幼馴染を抜く)みたいな。よくあるやつ。
使えないスキルがどうやって使えるようになるんだ・・?みたいな大喜利感、期待感がある。少し違うかもしれないが推理小説みたいな。最初に材料(事件)を提示して、これからどうなるでしょうか?みたいな要素。頭が良くないと、またはアイディアマンじゃないと作れない。
例えば、強い敵に勝つには、超越者タイプならば主人公がもっと強くなればいいという解決をするけど、チート以外の面白味を加えるために、強い敵を弱いと思われていたスキルや道具を使って合理的に倒す!みたいな。
該当有名小説、ジョジョ。この世界がゲームだとおれだけが知っている。
そういえば書いていて気が付いたけど、これって小説のタイプを分析しているわけじゃなくて、主人公のチートタイプを分析しているから、合わせ技で、例えば、異質タイプで提示された、【クラス転移タイプ】の小説で、前二つの、【超越者タイプ】、または【人との絆タイプ】主人公がいるかもしれない。
これ以上は今のところ思いつかないんでまとめると、
超越者タイプ。強いことがテーマ。
人との絆タイプ。実感できる幸福がテーマ。
異質タイプ。推理小説的な、あるいは大喜利的な期待感がテーマ。
まず、超越者タイプは、書き手としては、結構書きやすいのではないかと思う。
何故ならば、知識が要らないから。自分が作ったファンタジー設定だけで作れる。それに俺TUEEEEEE!!的な爽快感がある。
問題点として、インフレ問題があげられる。強い奴出た。倒す。もっと強い奴出た。もっと強くなって倒す。ってやっていくと、なんかもうどこまで行けばいいんだ的になるし。話もマンネリ気味になりがちなのではないか?でもまあそうなりにくい方法もあるかもしれないし、そういった意味で書き手の技量が問われるのではないか。
次に、人との絆タイプ。これもまた書きやすいと思うし、またある作者にとっては書きにくいとも思う。
書きやすいって人は、たぶん、普段からそういった幸せを感じたいって願望があって、それを形にするだけだから楽しい。でもそういったほのぼのを求めていない作者は何がたのしいねんってなる。あと書いているときに物語にどれだけのめりこめるかって言うのも重要かもしれないね。
まあこれは、超越者タイプも同様かもしれない。自分に合った小説がいちばんだな。(ブーメラン)
問題点として、どれだけ話が作れるかってのがある。いやもうこれ超越者タイプで言ってることと同じだな。というかどの小説を作るうえでも同じだろ。マンネリになりにくい?工夫?必要かもね。いやそんなのは求めてないか?ほのぼのタイプだし・・。
最後に、異質タイプ。これはかなり難しいと思う。まずアイディア勝負やしな。ふとすごいアイディアを思いついたら見たいな。あるいみ一発屋的なところがある。でも話は続いていくからな。まあ最初でインパクト与えて、視聴数で好評だったらつづけるよみたいな。そういうのでいいんじゃない?知らんけど。
割となろうの中でちゃんとこういった話を面白く書けるのは、どこで書いても面白いんじゃないか?なろうと言えばチートだけど、これだけチートが主目的じゃないもの。でも(なろうが)すきなの。という人もいるかもしれない。
いやー、ぶっ続けで書いたけど、結構分析できたなー。分析と言うか。自分の中でまとまったというか。
チートっていうのは、読者や書き手を気持ちよくさせる要素で、(たぶん)なろうとか、ネット小説特有のものなんんじゃないかと思うんだけど、
異質タイプで語った、大喜利感というか、トリックっていうのは、なろう以前から存在している小説にありがちな、ストーリー重視の作品にちりばめられたもので、つまり、チート以外の小説の面白さともいえる。こいつを仮に【チート以外面白味】と呼ぶ。
僕のイメージの中で、チートは、何も考えなくても欲望をむき出しにすれば誰でもかけるけど、【チート以外面白味】は考えないとかけないみたいなところがあるんじゃないか。
でも、【チート以外面白味】を考えないと面白い小説は書けないのか?
【チート以外面白味】がない、欲望のみの小説はダメなのか?批判されるべきか?
それは断固としてNOだと思う。
まず、【チート以外面白味】無しで、チートという欲望だけで小説を完結させたとしても、まあ面白いものは面白いんじゃないか?
また、欲望で小説を書いているうちに、【チート以外面白味】を思いつく可能性だってある。
まあそういうところだな。
というか個人的に、僕は、とある【チート以外面白味】をテーマに小説を書き始めるが、しかし欲望だけで小説を書きたいというのもあるのじゃよ。
わしは今、小説を書く時、欲望ではなく、パズルを解くような感覚で書いているのじゃ。なので欲望で書く人が浦山なのじゃよ。
今連載している、『自滅~』(タイトル忘れた)だって、プロットに沿って書いているだけで、特に欲望とかはないのじゃ。
なので、欲望を出していく小説が今後の課題です。