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MUSICA  作者: 朝永有
8/12

マイノリティー・ラプソディー

知っていたよ

この列車には僕だけ

隣で止まる列車には

多くの人影が踊る


前は僕も乗っていた

目に映る人影の中

嫌いなわけじゃなかったけど

ここも居心地がいいんだ


簡単に手に入れた切符

ぶつかることの無い車内

閑散とした空気は

冬の匂いと似ている


遠くでアナウンスが

出発の合図を告げる

待ち焦がれていた

その時はやってきた


静かに走り出した

別々の線路の上

賑やかなそうな列車は

どんどん小さくなる


ゆっくりと走る列車

速度を変えることなく

僕だけを乗せたまま

音を立ててどこまでも


心地よい音を聞きながら

どこまでも行こう

ラララ

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