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希望について
言えない言葉は燻って
腹の底に溜まっていく
あれもそれも言ってしまったら
きっと嫌われるんだろう
居たくない場所に座って
そのまま沈んでいく気分
あれやそれと言ったとしても
どうせ風になって消える
気付いていたんだ
ここには何も無いって事
探り探りの中
結局この場所に戻ることを
何もかもに疲れて
足を止めたとき
明日を夢見るだろうか
錆びついてしまった
あの日のメロディーが
頭の中 流れて 止まらないよ
燻った言葉たちは
黒く底へと溜まった
あれやそれや言おうだなんて
もう思わなくなっていった
素晴らしき日常に
辿り着けるだろうか
波打つ感情の中で
足を止めたとき
明日を夢見るだろうか
錆びついてしまった
あの日のメロディーが
頭の中 流れて 止まらないよ
そう 零れるように 止まらないんだ