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あの後
あの後私は森の中で呆然としてた。
そりゃそうだ。誰だっていつもの日常が違ってたら呆然とするだろう。
呆然としてた私は背後から近寄る影に気づかずにいた。
あの時は痛かったなー。急に頭殴るんだもんほんと最低な奴だったな。グランの野郎!
頭を殴られた万里は気絶してしまったのである。
「クルル」
意識が回想に向かってた事が気に入らなかったのか白銀の猫が右手に俺に構えと体をこすりつけてくる。
クスクス
「ごめんごめん早く家へ帰ろうか」
ここはアルマトラン王国の近寄らずの森と呼ばれる所だ。
名前の通り誰も近寄ろうとしない。
そこに体高50cmはあると思われる白銀の猫とグランという男性とグランのお供のリアハと一緒に暮らしてる。
グランは銀髪の黒眼のイケメンだ。身長は180は超えガタイも細マッチョだ。
それに加えリアハは白髪に近い金髪でグリーンとブルーが混じった不思議な眼をしている。こちらもまたイケメンで身長はグランよりかは少し低いがガタイはグランよりかはいい。