第6話 時代
世界は戦乱の時代に入った。隣国に滅ぼされないように自国の強化をしている。小さな国が淘汰され。日々日常にして戦いは続いた。
フォルス達がアイール国から離れた頃、ハーネスは南方の国のエルイ国に入った。
ハーネス「まだこの、国があるのか。先ずはこの、地方の国を支配しなければ……。」
ハーネスは未来からきた。目的が何にせよ自国がいる。
ハーネスは動きだした。
エルイ国は南方の大陸の3ヶ国の1つだ。
エルイ国の他にサルイス国、ルイス国とある。
ハーネスはエルイ国の国王の寝所に忍び入った。
ハーネス「我は時の王ハーネスと言う。エルイ国は我がもらう!」
「覚悟!!」
エルイ国国王「!ぐふっ!」
ハーネス「フッ雑魚が!?」
エルイ国は国王の死でハーネスのものになる。
国民も生活が変わる訳でもなくむしろ、降伏の条件は良かった。
そう言うわ訳でエルイ国は滅亡した。
ハーネスは君主としてエルイ国の方針を告げる。
ハーネス「エルイの民よ!我はハーネス!無能な王はもういない!」
「エルイの民よ!我が国はこれより、この大陸を統一する為に戦いを起こす!どうか力を貸してくれ!」
ハーネス「この国この大陸この世界の為に!!」
国民「…………………。」
ハーネス「我は宣言する!世界を手に入れると!!」
国民「……おおおおおおおおおおおおおお!」
国民「ハーネス様!ばんざーーい!ばんざーーい!」
こうしてハーネスの野望は始まった。
ー竜神の国ー
竜神の国では騎士団長フェイと、元皇帝エルバーンが対峙している。
アンドロイドのデビットが、今の時代は個人の能力が高いほど世界を動かせると言って模擬戦闘を提案したのだ。
フェイ「エルバーン!ゆくぞ!」
エルバーン「………。」
フェイは素早い動きでエルバーンを牽制する。
しかしエルバーンはじっとして動かない。
隙を見せないエルバーンに苛ついたフェイは……。
フェイ「チッ……。ゆくぞ!スピードスターー!」
フェイの動きが一段と早くなる!エルバーンは目を閉じる。
そして……。
エルバーン「炎の精霊よ!すべてを焼き尽くせ!」
目を見開き……。
エルバーン 「バーンフレアーーー!!」
辺りの温度が変わる見渡す限りに炎の渦が広がる!
フェイ「あつっ!」
フェイは素早くその場を離れた。
デビット「……。まだまだ、訓練しなくてはいけないな……。」
エルバーン「……。力の消耗がはげしい……。しかし、まだまだ限界ではないぞ。」
フェイ「もう!嫌だ!髪がもえたよーー!」
デビット「髪を作ってあげようか?」
フェイ「あのねーー!そうじゃないでしょー!」
デビット「??」
エルバーン「まあ、後でスィーツをおごるよ」
フェイ「やったね!」
こうしてエルバーンは自らの力をつけていく。記憶がないにしても
自らが起こした戦争を早く終わらせることが、いまの目的だった。
2000年以上続く戦争を未来を変えられるかは、まだ誰もわからない。
ただ時代は更なる戦いに、突入していくのだろう。
それだけは、皆感じていた。
第6話 時代 END
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