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異世界の招待状 英雄列伝編  作者: 月見進時朗
最終章フォルス 第1話絶対的な壁
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第5話 未来からの訪問者

アイール国でフォルス達が滞在している間に一度天気が変わった。

その原因はわかっていた。キーーーン

新たな訪問者だ。


フォルス「む?誰かが来たな……。」


隆 「敵か味方か……。」


ネルス「証拠にもなく!」


東の空だけ雷雲がある。稲妻がひかる!バーーーン!


フォルス「行ってみるか?」

フォルスは頭をガシガシ揉むと髪の毛を一本抜いた。そして

ふぅーーーっ


隆 「嫌な予感がするなー」


3人は東の方へ歩いていく。時刻は正午街のあちらこちらで、昼を楽しむ人を見る。そして………。紫色の髪の毛で長髪の男が、いた。

一目でこの世界への訪問者とわかった。


まとっているオーラが違う。

男もフォルス達に気づいた。


フォルス「何処から来た?」


男「……………。」


フォルス「まあ偶然かも知れないが、俺達もこの世界の訪問者だからな

わかるよ。」

男「俺はハーネス。この世界の多分未来から来た。」


フォルス「……。未来?か?」


隆 「フォルス、こいつは少し匂いが違う気がする。」


隆はフォルスに囁く。本能的にコイツハ敵だと感じる。

隆もネルスも、そしてフォルスもわかっていた。


ハーネス「俺は未来でお前達と戦っていた。そして今俺は過去の

お前達に会った………。」

フォルス「………。敵だと?」


ハーネス「フッ………。今のお前達に俺は倒せない。だが、何故に俺は

ここに来たのか…………。」


隆 「ハーネス……。未来は、どうなってる。未来で俺達と戦って

いると言ったな。戦争は続いてるんだな?」


ハーネス「おまえは?……。フォルスとそこの女は知っているが…。」


隆 「俺は知らないのか?………。」


ハーネス「フォルス。今のお前を倒すのは、簡単だが、俺は別にお前を

どうこうするわけではない。」

「俺は別にやりたいことをするだけだ。」


フォルス「なんだ?やりたいこととは?」


フォルスは今までになく怒りを表にだして言った。


ハーネス「フッ………。止めてみたいか?」

「今のお前達には無理だがな。」


フォルス「……!」

「なんかイライラするな……お前!」


ネルス「やるか?」


ネルスも怒りを表にだしている。

一触即発……。フォルスがうごいた。


フォルス「風の精霊よ!冷酷に舞え!ダークネスウィンドーー!!」


フォルスの技が炸裂した!ハーネスは!高く飛んでいる!


ハーネス「風の精霊よ!冷酷に舞え!ダークネスウィンドーー!!」


同じ技がハーネスから出た!辺りは烈風の嵐だ!フォルスの技よりも

数段威力が凄い!!


ネルス「……!」

ネルス「大地の精霊よ!大地に刻め!その足で!バーーンクエイク!!」


ネルスの技がハーネスの技を弾くように炸裂する!辺りは粉塵で視界が悪い……。


ハーネス「フッ………。バカめ!!」


ハーネス「大地の精霊よ!大地に刻め!その足で!バーーーンクエイク!!」


たちどころに辺りは隆起した地面があちらこちらにある!

やはりネルスの技より威力が凄い!!


ハーネス「フッ……。弱すぎて死んだかな?」


ハーネス「ん?」


フォルス達がいない……!消し飛んだのか?破壊された建物の残骸を

みながらハーネスは暫くあたりをみていたが……。


ハーネス「フッ……。逃げたか……。」


ハーネス「いずれにしても、この世界で俺はやることはわかっている。」


ハーネスはそう呟くと、その場を去っていった。


街の外れにフォルス達はいた。技が炸裂する前に隆が技を使い離脱していたのだ。


ネルス「くそ!!私の技まで使うとは!!」


隆 「未来では当たり前のように、皆が技を使うのかな?」


フォルス「………………………。」


隆 「フォルス……………。」


フォルス「国に戻ろう!」


ネルス「!」


隆 「!」


フォルス「作戦を練らないとな!」


隆 「はい!」


ネルス「……………。」


こうしてフォルス一行は風の国へと向かった。


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