第4話 それぞれの休日
竜神の国での出来事はアイール国内でもニュースで話題になっていた。
フォルス「……。アイツも選ばれた者か……。」
隆 「選ばれた者はヨークダイン星に別の世界から来た人間が
能力をもつ……。そんな感じかな?」
フォルス「今はその説が有力だが……。一体どれだけの人間が
この星に飛ばされてきてるのだろう?」
ネルス「私の星は皆、能力を持っていなかったぞ。」
ネルス「やはり、この星に飛ばされて、能力が開花するのではないか?」
フォルス「……。そうだな。ところでネルス、アストロル帝国は皇帝が
いないんだろう?」
ネルス「あ、ああ……。」
フォルス「じゃ誰が帝国を仕切ってるんだ?」
ネルス「私はしらないよ ただ噂では、貴族が好き放題してるみたいだ。」
隆 「貴族か……。貴族なんて漫画の世界みたいやな」
フォルス「なんだ?マンガ?」
隆 「漫画は日本の文化なんやで」
ネルス「文化?……。」
隆 「絵と文字がいい感じに本にされてるよ」
フォルス「ほう!なんか見てみたいな!」
隆 「今日、夜少し描いてあげるよ。」
フォルス「おお!!頼む!」
異世界でも漫画は話題性がある。いやいや、そうではなくて、異世界で
始まった戦争………。
そのなかで戦い勝利するのは、(能力者)選ばれた者達だ。
そして、能力者は異世界からヨークダイン星に来た段階で、能力を開花させている。
今、世界は群雄割拠の時代だ。世界各地で能力者達は注目を集めだし
た。
ー竜神の国ー
戦いから1日が経っていた。
皆エルバーンを英雄視している。1つの軍隊を粉砕した、エルバーンの
技は興味もつ者がエルバーンを囲んでいる。
エルバーン「……。次ぎから次ぎにきりがないな…。」
デビッド「当たり前だ。あそこで技を使うのは早すぎたかもしれない」
赤子をあやしながらデビッドは言った。
戦いの後、騎士団長のフェイは、竜神の国の象徴である、教皇にエルバーンを紹介した。
教皇「救世主だ!!」
もう、その後は、お祭り騒ぎで大変であった。
ついでにデビッドも赤子も勇者御一行として、エルバーンとともに祭り上げられたのだった。
エルバーン「デビットが教えてくれた技があれほど強力とは、思わなか
ったぞ」
デビット「まだ、始まったばかりだ」
エルバーン「?」
選ばれた者(能力者)の可能性が未知数で、これから始まる長い戦いは、
選ばれた者を中心に拡大していくのだろう。
様々な価値観が混ざりあい、その時代は作られる。
ーアイールー
フォルス「隆!何故にこんなに目が大きいんだ?」
ネルス「貴様!私の名前を使うな!!」
ネルス「やられてばかりの奴がネルスとは!!」
フォルス「なんだこりゃ!目がとびでてる!!」
隆 「……………。」
こうして、それぞれの休日は過ぎていく………。
バルバルディ「ふーむ、あとスクワット100回……!」
第4話 それぞれの休日 END
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