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異世界の招待状 英雄列伝編  作者: 月見進時朗
最終章フォルス 第1話絶対的な壁
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第3話 竜神の国

アストロル帝国のアストロルを攻略したフォルスはアイール国に入った。

アイール国はアストロル帝国領だが、貿易が盛んな国である。

自国の軍隊もなく、中立国と呼べるかもしれない。


アイール国はフォルスがイムー国の第2王子として訪問した、初めての国でフォルスにとって思い出の地であった。


フォルス「くうーー!!懐かしいなぁー!」「2年ぶりかな?」


フォルスは髪の毛をさわりながら、きょろきょろと街並をみている。


隆 「フォルス……。この星は地球と同じ宇宙にあるのかな?」


隆は素直にわからないことを聞いてみた。


フォルス「うーーん……。わからないなー」

「大体、宇宙の全てもわからないし、時代とか時間も

宇宙の中では、ばらばらだし。」

隆 「…………。そうなんやームズいねー。」


隆は日本の大阪で生まれた。今までの人生は大したことをしたわけでもなく、曖昧な人生をこの先も送るんだと考えていた。


今の自分は少し違うかもしれない。世界を知りたい。何が自分にとって良いのかを探している。


フォルス「いつか、わかるよ。だから今を楽しめばいいさ。」


隆 「うん……。でフォルス?」


フォルス「なんだ?」


隆 「なんでネルスは俺をにらむんやろ?」


フォルス「それは……。裸にされたからかな。ふふ」


ネルス「いいか?私は裸にされたから降参したわけではないからな!」


ネルスは隆を睨みながらいい放った。

アストロルでネルスに負けを認めさせた後フォルスは、ネルスを自由に

した。その次の日にネルスは仲間になるとフォルスに言ってきたのだ。


フォルス「わかってるよ。だけど俺たちは誰に選ばれたのかな?」


ネルス「………。あの声はやさしくて神々しかったぞ。」


隆 「………。」


フォルス「いつか、分かるよ……。」

「さあ!買い物するぞ!」

ネルス「……。あ!ああ……。」


フォルスたちが買い物をしている頃……。風の国の隣国である

竜神の国では新たな戦いが始まろうとしていた。


竜神の国には大地の穴という巨大な穴がある。

伝説では地底には狂暴な魔物がいて地上の支配をするのを

日々狙っている。

という認識だ。

しかし今回は大地の穴から軍隊が現れた!

紅いパワードスーツを着た兵士が300人ほどいた。


竜神の国は宗教国家で国は教皇が治めていた。

神話では地底から英雄が現れて竜神の国ができたとある。

困難な時は大地の穴から勇者が現れて国を救う。

教皇は英雄の血筋だと皆に伝えていた。


そして、今紅いパワードスーツの兵士達は動き出した。

竜神の国は英雄伝説の結末を知るときが来たのかもしれない。


竜神の国の教皇の元に使者がきた。


使者「……。我はサザン帝国皇帝シン……。」

「竜神の国はサザン帝国のものなり!」

「抵抗すれば力ずくでいただく!」

「素直に明け渡せ!」

使者「以上です。」

「ご返事は?」


教皇「…………。」

「こやつを殺れ!!」

衛兵「は!」


使者「ふっ………。ふははははは……。竜神の国も終わりだな!」


衛兵「!だまれぃ!……。」


次の瞬間使者の首が床に落ちた……。


教皇「その首を捨ててきなさい。紅いブタたちの元に……。」


衛兵「は!」


紅いパワードスーツの兵士の中で一際デカイ人物がいた。

名をバルバルディという。


バルバルディ「ふははははは。さぁ!皆狩の時間だ!」

「存分に地上人を殺せーー!!」

兵士達「おおおおおおおおお!!」


竜神の国は宗教国家で城壁はない。ただ、面白い力を持っている

騎士団がいるので、今回も出撃した。

サザン帝国と竜神の国の戦いは始まった!


竜神の国騎士団長は不思議な力を持っていると知られている

誰もがこの戦いもすぐに終わると信じていた。


竜神の国騎士団とサザン帝国が戦闘に突入した!

300対300の消耗戦だ!

サザン帝国の紅いパワードスーツの兵士は強かった。

パワードスーツの素材がなんなのか?とにかく防御力が高い。

騎士団は押されていた。


バルバルディ「ふははははは……。温いわーー!!」


騎士団長フェイ「くそっ!におうんだよーー!!テメーー!!」


どちらも口が悪い!


騎士団「このモグラやろーー!!」


サザン帝国軍「なにーー!!」


子供のケンカである。


戦闘の中で何故か赤子を連れた二人の男が歩いていた。

皆不思議に思っていたが目の前に敵がいるのに赤子に見とれるわけもいかず、戦っていた。


フェイ「!?何故!赤子がいる? ………。」


フェイ「そこの者!早く逃げろ!まきこまれるぞ!」


男A「なぜ?戦っているんだ?」

男B「領土争いだな。」


フェイ「無視するなよーー!!」


男A「元気なお嬢さんだ。手伝ってやろうか?」


フェイ「元気なお嬢………。もう!なんでもいいから赤子を戦場から逃がしなよ!」


男A「フッすぐに終わるさ………。」


フェイ「?」


男A「俺はエルバーン!元皇帝だ!よろしく!」


フェイ「なにいってるんだ?」


エルバーンは紅いパワードスーツの兵士達を睨む!そして………。


エルバーン「炎の精霊よ!」

「すべてを焼き尽くせ!」

「バーーーンフレア!!!」

フェイ「!!」


エルバーンが放った炎の渦巻きはサザン帝国軍を包んだ!!


辺りは火の海となり皆倒れていった。


バルバルディ「アチアチアチアチアチアチアチアチアチ!!」


バルバルディは自分のお尻が燃えているので、走り回っている。

そのままフェイの方に向かってくる!!!


フェイ「くせーーんだよ!」


フェイはバルバルディの燃えているお尻を蹴飛ばした!


バルバルディ「ギャーーー!!」


バルバルディ「覚えてろーー!!」


バルバルディはそのまま逃げて行った。


フェイ「あんた!凄いね!エルバーンだっけか?」


エルバーン「ああ……。最近覚えた。」


フェイ「あ!赤子は?……。」


男B「大丈夫だ。」


フェイ「あんたら何なのさ?」



こうして1つの戦いも終わり、暫しの平和が戻った。

つかぬ間の平和に…………。


第3話END




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