最終章 フォルス 第6話 声
・・・・「フォルス・・」「フォルス・・・」「フォルスわかりますか?」「わたしは・・・」
フォルス達は白い月ショルスに着いた。
フォルス達は暫く周辺を探索した後、休息に入っていた。
そこは、ショルスの内側の大地にある古代遺跡の近くだった。
空気は澄んでいて霊気も感じられた。
フェイがエッグに乗っていたことで少し騒動があったが、今は
皆、深い眠りについている。
辺りは遥か上空からの光が注いで幻想的であった。
植物も少しだが光を出している。
・・・・「フォルス・・・・」「フォルス・・・」
フォルスは誰かに呼ばれているのに気付いて眠りから覚めた。
フォルス「・・・・」
フォルスは声を追って古代遺跡の方へと進んでいく・・
懐かしい声だった。女性?・・・美しい声であった。
古代遺跡の石碑が輝いている。
フォルスは語りかけた。
フォルス「俺を呼ぶのは誰だ?・・」
・・・「フォルス!また、会えましたね・・・」
フォルス「君は!!・・」
フォルスは記憶がさかのぼり、溢れてくるのを感じた。
フォルス「ミ・・・ヨ・・!! ミヨ!」
フォルス「ミヨか?」
ミヨと呼ぶフォルスの前が一瞬輝いて光が消えて・・そこには
美しい女性がいた。
ミヨ「フォルス!会いかった!」
フォルス「・・・・ああ!ミヨ!・・」
フォルスはミヨの手をとり抱き締めた。
その瞬間!古代遺跡は輝いきだして高い金属音が辺りに響いた!
隆 「フォルス様ーー!!」
ネルス「なんだ!?」
エルバーン「・・・・・!」
皆が目覚めて駆けつけてきた!
フォルスは覚醒した!!
フォルス「ミヨ・・・ただいま・・」
フォルスとミヨは抱き締め合い、暫くは離れなかった。
そして、今、運命が動き始めた・・。