第2話 乱戦
第2話 乱戦
フォルスと隆は赤い光の戦闘機を倒した後、アストロルへ向かった。
そこでは、長距離魔導砲の残骸と燃え上がる火が見える。
アストロル帝国やのアストロルは地上から大気圏まで、延びる塔があり
その塔の周りに街や長距離魔導砲があった。
風の国が他国を攻めるのは始めてで、それもアストロル帝国という、
大国だった。
その首都を攻撃して占領する。今回の作戦は成功を収めた。
地上部隊はアストロル帝国の要人を捕虜にするために、作戦を開始して
いた。
風の国の兵は30人程だ。その数で果たしてアストロルの占領が可能なのだろうか?
武器は最新式のレイザーガンを装備しているが、作戦には少し不安で
あろう。
戦闘機から、地上に降りて30分がたっている。アストロルの中心部に近づくに連れて帝国軍の数が増えてきている。一進一退の攻防戦が続いている。
突如、アストロルの空が光る…………。塔をツタッテ光が地上に降りて来た。そして……。アストロル帝国軍の援軍が戦闘の流れを変えた。
帝国軍の援軍を指揮するのは、漆黒の巨人のネルスであった。
帝国軍の勢いが増して風の国の兵は苦戦している。
そこに、戦闘機が来た!フォルスと隆だ!
戦闘機から帝国軍をレイザーで威嚇している。そして、戦闘機は地上に降りてきた。
フォルス「待たしたな!反撃だ!」
風の国の兵士達「おお!ーーーーー!!」
フォルス「隆!俺をネルスの所へ飛ばしてくれ!」
隆 「わかりました!」
「空間と時の女神よ!」
「一刻を我に捧げよ!」
「トランスポーーート!!」
フォルスは消えた!次の瞬間!漆黒の巨人ネルスの上空にフォルスは
いた!
ネルス「!……。ちっ性懲りもなく!!」
フォルス「風の精霊よ!冷酷に舞え!!」
「ダークネスウィーーーード!!」
フォルスの技が炸裂した!辺りは風の力で粉塵が舞う!
広範囲に繰り広げられた風の刃は帝国軍を蹴散らした!
フォルス「やったか?」
フォルス「!?」
ネルス「証拠にもなく現れたか?」
「くらえ!!」
フォルス「やべっ!」
ネルス「大地の精霊よ!大地に刻め!その足で!」
「バーーーンクエイク!!」
ネルスの技が炸裂する!辺りの地面が隆起している。まるで地震の後のようだ!…………。フォルスは………?
フォルス「あぶねーーーな!!」
生きていた………。ネルスの技が炸裂する前に隆はフォルスを自分の所へ移動させていた。
ネルス「クソ!……。選ばれた者がもう一人……いるのか?」
フォルス「ネルス!」
ネルス「フォルス!」
フォルス「ダークネスウィーンド!!」
ネルス「バーーーンクエイク!!」
お互いの技が炸裂した………。間一髪技が反れる!!
フォルス「手強い………。」
ネルス「フッ………。?」
フォルス「!!」「ネルス!」
ネルス「ギャーーーーーーーな!!何をする!!」
なんと!ネルスのまとっていた鎧が消えていた。もとい!
丸裸のネルスがそこにいた…………。
隆 「…………。」
フォルス「隆!」「さすがだ!」
ネルス「馬鹿ーーーーーー!」
「早く鎧を返せーーーーーー!」
フォルス「ふふふ……。降参するか?」
ネルス「……………。証拠にもなく!!………。」
「降参だよ………。」「服返せ!」
風の国の兵達「ぽっ………………。」
ネルスは絶世の美女である。その裸体は美しく戦闘を終わらせた。
(なんだそりゃ……………。ぽっ)
ネルスの負けにより、アストロル帝国のアストロルは落ちた。
風の国が勝利したのだ。
アストロル陥落の報は世界を駆け巡り、アストロル帝国の威勢は地に落ちた。これにより世界は力で領土を拡げていく時代に突入していくのである。
風の国が世界に名を轟かした。そんな戦いだった。
第2話 乱戦 終わり
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