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異世界の招待状 英雄列伝編  作者: 月見進時朗
最終章フォルス 第1話絶対的な壁
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第5話 激戦

バイル帝国は宇宙船UF1型から次々と小型戦闘機を発進させていた。


空を埋める宇宙船と小型戦闘機の群れは迎撃態勢をとっていた。

前回、星の力で全滅したバイル帝国はあえて密集体型は避けて、個々の指令に一任した。




異様な緊迫感のなか、帝国兵はその時を待つのである。


シィルヒィ「・・・こい!フォルス!」


長い時間は続いた・・息が苦しい。始まりを期待していたのだろうか?

家族を想う。生きて帰りたい。死にたくない。


バイル帝国の未来が確かにそこにはあった。



フォルス「いくぞ!」


フォルス「古の魔神セイレンよ!敵を滅ぼせ!!」

「ルナティックサンダーーー!!!」

バリバリバリバリバリバリーーー!!!

フォルスの会心の大技が出た!埋め尽くされていた宇宙船と小型戦闘機は見渡す限りに轟く雷鳴と電撃の嵐に散り散りになり、消し炭になってゆく!

ネルス「いくよ!隆!」

隆 「了解!」

ネルス、隆「古の魔神セイレンよ!!」

ネルス「目覚めの刻!ルナティックバーーーン!!」

隆 「一刻を我にささげよ!!トランスポーーート!!」


隆とネルスの連携技がでた!隆の力で空高くに現れた無数の岩をネルスが砕いた!

砕かれた岩がバイル帝国の宇宙船や小型戦闘機を襲う!


そらが赤く染まり黒煙が広がる


シィルヒィ「・・・・」


シィルヒィは動いた!


シィルヒィ「古の魔神ショルスよ!永遠の眠りに誘え!」

「ムーーンブリザーーード!!!」


シィルヒィの技が風の国連合軍の戦闘機を襲う!

もう吹雪が機体を凍らせていき、そして砕けていく!


戦闘が始まって数分で生存者が激減した。

星の力の衝突の影響がでたのか天候も変わり、あたりは霧がかかっている。雪も降りだした。


フォルス「そうかバイル帝国も選ばれし者がいるのだな・・」

隆 「フォルス様!エンジンがやられました!離脱します!」


フォルス「!隆!・・・あとは任せろ!」

隆 「フォルス様気を付けて!」


ネルス「フォルス!地上に降りよう!」

フォルス「わかった!」

フォルス「みんな一度離脱するぞ!」

風の国連合軍兵「了解!」

「わかりました!」

両軍共に戦場から離脱し始めた。

星の力は強烈で戦いにならなかった。気象も変える力に兵士達は戦意を喪失していた。


シィルヒィ「・・・・これほどだとは・・・星の力は神ではないか?」


戦いから30分ほどして両軍は地上に降りて暫くの停戦状態に入った。

雪は積もり辺りは白銀の世界になる。


フォルス「そうかバイル帝国の皇帝が星の力をてにいれたんだな?」


隆 「はい・・・バイル帝国はヨークダイン星を手にするために

多少の気象変動も構わないとも言っています。」

フォルス「そうか・・・・やはり決着つけないといけないか」


ネルス「星の力は危険すぎるぞ!・・・だが戦わなければ・・・」


アバン「おなか・・・すいたな・・・」


フォルス「よし!みんな飯にしよう!・・それからだ!」


ネルス「あ・・ああ・・・」


ネルスは不安な気持ちでいっぱいで落ち着かなかった。

星の力でヨークダイン星の未来が大きく変わる予感が不安にするのか

まだわからないが悪い予感がしていた。


隆 「ネルス!なんとかなるよ!・・・大丈夫!」


ネルス「隆・・・ああ!」


それぞれの小型戦闘機に入り暖を取りながら携帯食を食べる

辺りは白銀の世界・・・想い想いの時間を過ごしていた。


そして・・・


シィルヒィ「ゆくぞ!フォルス!」


シィルヒィは小型戦闘機に乗り込み風の国連合軍のキャンプに向かう!

星の力があるのなら軍隊は足手まといと判断した。


隆 「フォルス様!敵機が来ます!」

フォルス「来たか!」


フォルス「みんなゆくぞ!」


隆 「はい!」


シィルヒィ「古代の魔神ショルスよ!永遠の眠りに誘え!」

「ムーーンブリザーーード!!!」

見渡す限りにブリザーーードが吹き荒れる視界は見えず冷気が容赦なく襲う!その時!

アバン「水の精霊よ!濁流の如く飲み込め!」

「ホワイトウォーターーー!!!」

アバンの技がでた!

フォルス達の戦闘機を包むように水のバリアーが出来ている!


フォルス「アバン?」


アバン「負けないよーー!!!」


アバンの回りには水のバリアーがない!!

アバンは捨て身だった!


フォルス「アバン!もういい!!自分を守れ!」

アバンの身体は凍らされて白くなりやがて・・・動かなくなった。


フォルス「・・・アバン!・・・隆!アバンを転送できないか?」


隆 「はい!やってみます!」


ネルス「・・・・!バリアー消えないよー!」


フォルス「くそ!古の魔神セイレンよ!敵を滅ぼせ!!」

「ルナティックサンダーーー!!!」

フォルスの力が暴走した!所構わず稲妻が走る!


ネルス「フォルス!・・・離脱する!」


星の力の激突で小型機が壊れていく!


シィルヒィ「くそ!なんという脆さだ!」


戦いは終わった。



辺りは穏やかさを取り戻した。川の畔でアバンは静かに息を引きとっていた・・・。




第2章 第5話激戦END

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