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夜明け前が最も暗い  作者: 富永 真一
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真行来校

内示を受けた真行が小俣小を訪れたのは、公示の四月一日の前日、三月三十一日の午後である。当初予定されていた赴任から二年遅れの着任ということになる。そんな事情も手伝って真行は少々気が早って一日早い非公式の訪問をしたのかも知れない。

 

三十八歳の校長である。三十代の校長着任は、小俣小はもちろん市内でも最年少での着任であり、県内でもあまり聞いたことのない若年での校長職への就任とあって、反響もそれなりにあるだろうことは教育長竹内以下教育委員会の幹部たちはある程度は想定している。


その日は、季節はずれの寒波の影響で前日の夜から関東地方に降り続いていた大雪が未だ降り止まずに白い雪を積もらせている希に見る荒天だった。真行は前の晩、万吉から今日の訪問の中止を打診されたが、それを断り大雪の降りしきる道を自家用車にチェーンを巻いて訪れた。


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