セレンディバイト
ブルーセレンディバイト
0.05ct
アメリカ・ニューヨーク産
(異種鉱物混じりの可能性あり)
SERENDIBITE
セレンディバイト
和名:セレンディーブ石(セイロン石)
硬度:6.5~7.0
分類:珪酸塩鉱物(イノ珪酸塩)
晶系/産状:三斜晶系/不明
化学組成:Ca4(Mg6Al6)O4(Si6B3Al3O36)
劈開:なし
比重:3.42~3.52
屈折率:1.697~1.702
副屈折率:0.005
分散度:強
蛍光:なし
条痕:白
主な色:淡黄色、濃緑色、青緑、灰青色、黒
レアストーンの一つでめったとお目にかかれないものであろう
かなり特殊な環境下(ホウ素を含む高温水に侵された状態)でしか生成されないようで、
そのことが希産にしている
主な産地はスリランカ、アメリカ(ニューヨーク州)、カナダ、
ミャンマー、ロシア、タンザニア、マダガスカル
名の由来はアラビア語でスリランカを意味する古名、
「サランディーブ」からきており、なぜスリランカかというと
最初に発見されたのがスリランカだからです
和名は適当なものが今の所ないようですが
アラビア語の古名サランディーブを今風に言うと「セイロン」なので
「セイロン石」とする場合もあります。
ほとんどの書籍にも載っておらず
知っている人の方が少ない石ではありますが
2000年頃に定義された世界10大レアストーンにも入っているため
レアストーンコレクターが血眼になって探す石ではある。
ブラックセレンディバイト
0.41ct
ミャンマー(ビルマ)産
このような真っ黒の物はそれなりに流通しており
時折激レアストーン!としてあるが
真っ黒の物はそれなりの量が出るようで
あくまでもレアなのは青、黄、青緑に限られているのが実情。
最初に載せた青い物も注意書きはしましたが
成分分析すると「岩石」として結果が出る可能性があります。
(分析には出していません)
3種以上の鉱物が混じっていると
鑑別上は岩石と表記されるようです。
このブルーセレンディバイトに関しては
アメリカ・ニューヨーク産に岩石表記の物が増える傾向が多いようです。
ニューヨーク州産に青と黄色、
ミャンマー(ビルマ)産に黒と緑、
ロシア産に小さな黒
マダガスカルに青
カナダから緑がよく出るようです