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シンハライト

挿絵(By みてみん)

0.36ct

スリランカ産


Sinhalite

シンハライト

和名:シンハラ石

硬度:6.5~7.0

分類:硼酸塩鉱物

晶系/産状:斜方晶系/粒状塊、極稀に結晶

化学組成:MgAl(BO4)

劈開:なし

比重:3.475 - 3.50

屈折率:1.665~1.712

副屈折率:0.036~0.042

分散度:0.018

蛍光(通常認識):なし

長波蛍光:なし

 極稀に含有REEの影響で蛍光性が出る場合もあり

 蛍光色も含有元素により変化する。

短波蛍光:なし

条痕:白

主な色:無色、黄褐色、緑褐色、茶色、淡いピンク

多色性:3色性あり(緑:薄茶:濃茶)

発見年:不明

登録年:1952年

発見地: Sri Lanka(スリランカとしか分かっていない)


発見当初はペリドットの色違いの亜種や

クリソベリルの亜種だろうと考えられていたが

カットされたルースから新種と認定された数少ない石の一つ。

その為に最初の発見地がスリランカであるとしか分かっていない

稀有な経歴がある。


20世紀に発見された3大石の一つにも入ってはいるが

最初の発見のブラジリアナイト、

20世紀を超えて21世紀でも大人気なタンザナイトの陰に隠れ

今一つ注目されることなく

知る人ぞ知ると言った風情であるが

宝石質の非常に少ない硼酸塩鉱物の中では

普通にアクセにも耐えうる。

ただカラーバリエーション的には

ほとんどが淡い茶色系の地味な見た目な為に

ほぼ使用されることもなく

埋もれてしまっているのが実情。

タンザナイトほどに市場に流通しているわけではなく

でもブラジリアナイトよりは手ごろで

装飾に耐えうる性質。

稀少性と耐久性の両方を備えた一石となっている。


名の由来はサンスクリット語でスリランカを意味する、

Sinhalaシンハラから来ています。


発見というか正式に分析・登録されたのは

1952年のことではあるが

最初に説明したように

永らく茶色のペリドットだと思われていたために

凡そ50年ほど、

記録上20世紀初頭頃から

ルースに加工され出回っていた為

正確な発見年は不明。


発見からつい最近までスリランカでしか見つかっていなかったが

最近はミャンマー・モゴックやタンザニアでも発見されており、

特にタンザニア産はクロムを含み

ピンクみを帯びている物が発見された為に

密かにコレクターが探し求めている物となる。

ただしルースとしては過去に見たことがなく

ルースになるサイズがあるのかも不明で

大半のコレクターは

ピンクを帯びたものがあるらしいという情報だけを

知っているような状態。


産地は非常に限られており

最初の発見地スリランカ(エラハラ地区、ラトナプラ)、

上記でも触れたミャンマー・モゴック、

がルースにされるほか

鉱物としては

マダガスカル、

タンザニア・タンガ地方、

カナダ、中国・遼寧省、ロシア、

アメリカ(ニュージャージー州、ニューヨーク州)

上記だけの産出で非常に少ない。


日本からの産出報告はない。


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