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ビビアナイト

挿絵(By みてみん)

8.45ct

ブラジル,アマゾナス州カショエイラ鉱山

Cabeça do Cachorro claim, São Gabriel da Cachoeira, Amazonas, Brazil


Vivianite

ビビアナイト

(ヴィヴィアナイト)

和名:藍鉄鉱ランテッコウ

硬度:1.5~2.0

分類/グループ:燐酸塩鉱物/ビビアナイトグループ

晶系/産状:単斜晶系/柱状、卓状、放射状群晶、塊状

化学組成:Fe3(PO4)2・8H2O

 最終的に別鉱物メタビビアナイトのFe2+Fe2+2(PO4)2 · 8H2Oに変化

劈開:1方向に完全

比重:2.64~2.68

屈折率:2.67~2.69

副屈折率:0.040~0.059

分散度:弱い

蛍光(通常認識):なし

長波蛍光:なし

短波蛍光:なし

条痕:白?

主な色:本来無色(酸化ですぐに)暗緑色、暗青緑、暗紫、帯青黒色に変化

多色性:強い3色性、青:淡黄:緑

発見年:1817年

登録年:同上

発見地:Wheal Kine (Wheal Kind), St Agnes Consols (Polberro Consols), St Agnes, Cornwall, England, UK


イギリスの鉱物学者、

J,H,ビビアン(John Henry Vivian)によって発見され

この発見者ビビアンの名にちなんで命名されました。

また古い書籍にはこのビビアンの名が

J,G,Vivianと記載されている場合があるが

かなり古い時代から誤植されていたようで

今も時折誤ってJGと書かれることがある。


硬度も非常に低く、

なおかつ劈開が繊維質な為にカット難易度は極高い為に

ファセットは滅多になく、

さらには採ってすぐの物は無色透明なのだが

酸化ですぐに色が変化してしまい

その変化も暗い色になり

最終的にほぼ黒の不透明にまで進む為に

滅多にカットされるものではない。


この変化は2006年にAlfredo Petrov氏が

A Scientific Study of the Absorption of Evil by Vivianiteという題で

研究・発表しているので

興味がある方は探してみてください。


またつい最近2024年5月に

合成ビビアナイトの純粋な物を作成し

ビビアナイトが光に敏感ではない可能性があると

発表されており、

長い間言われていた光による酸化ではなく

溶存酸素濃度の影響であることが示唆されています。

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