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カラーレスガーネット(グロッシュラー)

挿絵(By みてみん)

1.13ct

ビルマ産


Leuco Garnet(White Garnet)

リューコガーネット(ホワイトガーネット)

Grossularグロッシュラー

和名:灰礬柘榴石,(かいばんざくろいし)

硬度:6.5~7.0

分類/グループ:珪酸塩鉱物(ネソ珪酸塩)/ガーネットグループ

晶系/産状:等軸晶系/12面体、8面体、24面体など

化学組成:Ca3Al2(SiO4)3

劈開:なし

比重:3.55~3.77

屈折率:1.730~1.760

副屈折率:なし

分散度:0.020

蛍光(通常認識):あり~なし

長波蛍光:無し~弱い緑~オレンジ

短波蛍光:長波と同じ

条痕:白

主な色:各色様々

多色性:なし

発見年:1803

登録年:1808年(改称)

発見地:Akhtaragda River mouth, Vilyui River Basin, Mirninsky District, Sakha, Russia


各種様々なガーネットの中で

グロッシュラーガーネットとパイロープガーネットは

純粋な物に近くなればなるほど無色となり

その無色のガーネットには

グロッシュラー、パイロープ問わず

「リューコガーネット」と呼ばれます。


他のレアストーンとして紹介してきた石の中では

まだ比較的容易に探せる範囲で

超激レア!とまで呼べるものではありません。

ただ1ctを超える物は非常に珍しくなり

大半は小さなものになります。

産地ごとの特色もあるのですが

リューコは薄い黄色がかっている物、

ピンクがかっているもの、

緑がかっているものの3つに大別され

小さい石ほどこのほんの僅かな色を感じにくくなるのも

一つの原因と言えるかもしれません。


ただし今までの話はグロッシュラーのリューコの話で

もう一方のパイロープのリューコは

極めて珍しい存在となり

鑑別付きのパイロープリューコともなると

探してもそうは見つからないものになってきます。


ちなみにですが

グロッシュラーガーネットの色範囲で言うと

無色、明るい緑、濃い緑、黄緑、鈍い黄緑、

黄色、オレンジ、茶色、赤茶色、赤色が範囲となり

石種名に因らない別名としては

色が黄金色~オレンジ系にヘソナイト

水酸化イオンを含む変種にヒブシュアイト

水酸基を含む半透明の変種にハイドログロッシュラー

濃い緑にツァボライト、

メレラニ鉱山で発見された蛍光性が強いミントガーネット

などがあります。

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