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モンテブラサイト

挿絵(By みてみん)

0.53ct

マダガスカル産


Montebrasite

モンテブラサイト

和名:なし

硬度:5.5~6.0

分類/グループ:燐酸塩鉱物/アンブリゴナイトグループ

晶系/産状:三斜晶系/等角単柱状~長柱状、塊状、双晶など

化学組成:LiAl(PO4)(OH)

 (Li,Na)Al(PO4)(F,OH)と書く場合もある

劈開:1方向に完全

比重:2.98~3.10

屈折率:1.610~1.646

副屈折率:0.022~0.030

分散度:不明

蛍光(通常認識):あり

長波蛍光:弱い緑色

短波蛍光:淡い青色

条痕:白

主な色:無色、黄色、薄緑、水色、白、ピンク

多色性:弱い多色性あり

発見年:1871年?

登録年:1871年

発見地:Montebras Mines, Montebras, Soumans, Aubusson, Creuse, Nouvelle-Aquitaine, France


モンテブラサイトは鉱物名表記としては

アンブリゴナイトーモンテブラサイトと表記され

かなり長いこと同じ鉱物だと思われていました。

ようやく判明するのはラマン分光検査が登場してからになり

1930年以降になりますが

この検査が非常に高額だったために

はっきり分けられている物を

よく目にするのは最近のこととなります。


弗素優勢がアンブリゴナイトで

水酸基が優勢なのがモンテブラサイトで

ちょうどトパーズのFタイプとOHタイプと

全く同じ分け方と言えます。

海外バイヤーや少し古い書籍だと

まだ同じ石だと書かれる場合もあり

混同が多い石の一つ。

最初の命名の由来となった

フランスのモンテブラ鉱山の基準産地品でさえ

最初に提出したものが弗素優勢ともOH優勢とも言えない物で

一度却下されるほど判別の難しいものでありました。

(後にしっかりOH優勢の物を再提出して認められたために

 今もモンテブラサイトと呼ばれてはいますが)


多く採れるのはモンテブラサイトの方で

鑑別技術の向上のために

2022年頃からやたらと目にする機会が多くなったように感じます。

そんな状況であってもアンブリゴナイトは

非常に少なくよりレアなのはアンブリゴナイトの方で

信頼できる鑑別機関の鑑別書付きで

手が出せるなら迷わず買えと明言する人もいるほど

少ない物となります。


話を戻して

モンテブラサイトも他の鉱物から見ると

そもそもが非常に少ない燐酸塩鉱物であり

産地自体も花崗岩ペグマタイトで

なおかつリチウムとリンに富む地質からしか出ない為

産出地が非常に限られています。


産地としては

アンゴラ、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、

ブラジル、ブルンジ、カナダ、中国、チェコ、コンゴ

エジプト、フィンランド、フランス、カザフスタン、

キルギスタン、モロッコ、モザンビーク、ミャンマー

ナミビア、パキスタン、ポルトガル、ロシア、マダガスカル、

ルワンダ、スペイン、スウェーデン、ウガンダ、

イギリス、ウクライナ、アメリカ、ジンバブエ


日本からは

福岡県福岡市・長垂山のペグマタイト岩脈と

茨城県常陸太田市・妙見山のペグマタイト露頭で

発見報告があります。


ただし上記は鉱物としての報告であり

ルースになるようなものは

ブラジル・ミナスジェライス州産と

ミャンマー・モゴック産がほとんどのようでしたが

最近はちらほらマダガスカル産を見かけることが増えています

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