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クリーダイト

挿絵(By みてみん)

0.04ct

ラフ未計測

Santa Eulalia Mining District, Aquiles Serdán Municipality, Chihuahua, Mexico


Creedite

クリーダイト

和名:クリード石

硬度:4.0~4.5

分類:ハロゲン化鉱物

晶系/産状:単斜晶系/粒状、柱状、針状、放射状集合塊

化学組成:Ca3Al2(SO4)(OH)2F8 · 2H2O

劈開:1方向に完全

比重:2.713~2.730

屈折率:1.461~1.485

副屈折率:0.021~0.024

分散度:非常に強い

蛍光(通常認識):あり

長波蛍光:鮮黄白色

短波蛍光:黄白色

条痕:白

主な色:無色、白、オレンジ、茶色、極稀に紫

多色性:なし

発見年:1916年

登録年:1916年

発見地:Colorado Fluorspar Company Mine, Wagon Wheel Gap, Mineral County, Colorado, USA


ハロゲン化鉱物自体が非常に少なく、

有名な物だとフローライトとハライト(岩塩)くらいしか

パッと言える人はおらず、

その中でも本鉱は産出地域も限られているうえに

ファセットできるものとなると

メキシコ産のみと長らく言われており

なおかつ大きな結晶にならない為に

大半は0.5ct以下。

最近は中国産やカザフスタン産などのルースも

時折見かけるようにはなってきている。

鉱物としては他にも産する所はあるものの

どれも大きな結晶にならず

微細結晶~細い針状結晶ばかりな為に

ルースには向かない。


名前の由来は最初の発見地、

アメリカ、コロラド州のクリード地区に由来しています。


上記の色のところでも書いたように

紫色は非常にレアカラーとなり、

基本的にはオレンジがかった茶色をしている。


ルースになりえる産地としては

確認出来た物だけで

メキシコ、中国、カザフスタン産のみ

鉱物としては

アルゼンチン、オーストラリア、ボリビア、

中国(貴州省、湖南省)、フランス、ギリシャ、

イタリア、南アフリカ、タジキスタン、

最初に発見されたアメリカ、コロラド州以外でも

アリゾナ州、カリフォルニア州、ネバダ州、ニューメキシコ州から

発見報告がある。

次回更新は明日9時予定です。


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