バナジナイト
ルース0.25ct
原石2.83ct
モロッコ産
Vanadinite
バナジナイト(バナディナイト)
和名:褐鉛鉱、バナジン鉛鉱
組成:Pb5(VO4)3Cl
分類:バナジン酸塩鉱物
硬度:3.0-4.0
晶癖:三方晶系(六方晶系)
比重:6.8-7.1
条痕:茶黄色
劈開:なし
断口:不規則
光沢:樹脂光沢
屈折率:2.416-2.350
発見年:1801年
命名年:1838年
1801年にメキシコで鉱物学者アンドレスにより発見され
新元素があると予測したが、
クロムの不純物だと信じてしまい研究を断念。
その後スウェーデンの化学者ニルスが
1830年に鉄の脆さを研究している際に新元素を発見し、
これがバナジウムであり、
1801年にアンドレスが見つけたものと同一の金属であることが判明。
そして1838年にメキシコで同一鉱物が発見され、
高いバナジウム含有量だったため「バナディナイト」と命名された。
写真のとおりクロコアイトにも似たサフランレッド色をしており、
非常に綺麗だが結晶が大きくないうえに脆いため滅多にルースになることはない
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次回更新日は明日10時です。