ヴィシネバイト
0.10ct
Kurochkin Log.Vishnevve Mts,Russia産
ルース上記と同一
ラフ未計測・同産地
Vishnevite
ヴィシネバイト(ヴィシュネバイト、ビシネバイト)
和名:ヴィシネフ石
組成:(Na,Ca,K)6(Si,Al)12O24{(SO4),(CO3),Cl2}2-4・n(H2O)
分類:珪酸塩鉱物(テクト珪酸塩)
硬度:5.0-6.0
晶系/産状:六方晶系/塊状など
比重:2.32~2.42
屈折率:1.488-1.495
副屈折率:0.002~0.012
条痕:白色
劈開:1方向に完全
断口:不均一
光沢:真珠光沢
発見年:1931年
主な色:無色、黄色、薄青、薄灰色など
ビシネバイトはあまり聞かない名ですがその正体は
有名どころで言うとアフガナイトやネフェリン(霰石)も属する
カンクリナイトグループに属し、
カンクリナイト(灰霰石)というこちらも聞きなれませんが、
カンクリナイトの組成
Na6Ca2Al6Si624(CO3)2の
CO3がSO4に置換したものとなりさらにレアな一品。
なおかつ産地自体がロシアのみでしか産出されておらず、
鉱物コレクターも注目する石となっていますが、
これをカットしたルースというのは
限られており滅多に見かけることもない1石で
レアストーンと呼んで差し支えないと思われます。
比重と屈折と複屈折のみカンクリナイトと異なるそうですが、
他の特性はカンクリナイトと同じ
恐らくはカットルースは相当に数が少ないと思われます。
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次回更新日は明日10時です。