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作品設定紹介その②(登場人物と蝶や蛾の紹介)

★登場人物★

※年齢は初登場時


(アルベルト・カール・フォン・ベルンシュタイン )


・性別:男性

・年齢:18歳

・誕生日:8月8日

・血液型:B型

・出身地:ボナヴィア王国ベルンシュタイン家領

・身長:165㎝

・特技:蝶や蛾の採集、標本作り、博物画制作、簡単な料理、庭作り、畑仕事、語学(兄ほど得意では無い)

・苦手:水泳、乙女心を読むこと、兄

・好きな物:蝶や蛾の標本、蝶や蛾の研究、蝶や蛾を呼ぶ庭園作り、読書(図鑑)、ボナヴィア風ポテトパンケーキ、リンゴ、お菓子、母親

・嫌いな物:標本を食い荒らす害虫、寒さ

・魔力:地(C級)

・将来の夢:憧れの蝶ナナイロマダラを自分の手で捕まえ研究する事

・イメージ蝶:ヒメアカタテハ


この物語の主人公。背が低く栗色の髪で童顔、琥珀色の瞳のぱっちりした目つきの小動物のように可愛い伯爵令息で父親と共に暮らしている。性格は温厚で正直者、人懐っこく優しいが勇気も持ち合わせた主人公気質。一方で色恋に鈍感で蝶や蛾の事になると周りが見えなくなるのが玉に瑕。また自分の専門分野以外には基本興味を持てない為世間知らずでもある。蝶や蛾の研究が趣味で採集だけではなく標本作りや幼虫の飼育までやるほど本格的。自宅の裏の森に研究室と称した小屋を持ちその庭に無農薬栽培の畑を作って蝶や蛾の食草やハーブを植えて育てている。容姿が母親似で女性に近い為女装が妙に似合う。亡くなった母の事は今でも大好きだが自分の趣味を否定する父親やベタベタくっついてくるブラコンの兄は苦手である。本人は自覚がないが結構な人たらしでしかも身分の高い人に好かれやすい為宰相や女王をあっという間に虜にしてしまった。また何故か昔から動物にも好かれる不思議な体質の持ち主である。そしてかなりの巻き込まれ体質でもあり自身が望まなくても様々な事件や騒動に巻き込まれてしまう。兄ほどではないが元々語学も堪能でヴィルクセン語やブリトニア語など諸国の言語を話したり読むことが出来る。


(ヨハン・ヴェンツェル・ヨーゼフ・フォン・シュメルテンベルク)


・性別:男性

・年齢:60歳

・誕生日:4月1日

・血液型:A型

・出身地:ボナヴィア王国シュメルテンベルク家領

・身長:173㎝

・特技:蝶や蛾の採集、標本作り、剣術、乗馬、社交ダンス、ゴルフ

・苦手:料理、釣り

・好きな物:蝶や蛾の標本集め(特にモルフォ蝶)、パイプ収集、刻みタバコ、ビール、ウイスキーなどの蒸留酒、目玉焼き、鯉料理、釣り、ゴルフ、音楽鑑賞

・嫌いな物:生魚料理

・魔力:火(S級)

・将来の夢:宰相として国民、特に子供達が幸せに生きられる国家を実現する事

・イメージ蝶:ヤママユガ


主人公アルベルトの友人でボナヴィアの宰相。ボナヴィアの名門貴族シュメルテンベルク公爵家の出身。アルベルトに会う時は偽名の(ヨゼフ)を名乗っている。白髪に豊かな白い口髭、碧眼の鋭い目つきで白い肌の老紳士で一見厳格そうだが普段は寛容で物腰の柔らかな好好爺。性格は基本真面目で仕事第一であり、アルベルトに出会うまで妻に会う為本邸へ帰る日を除きほとんど休みを取った事がなかった。宰相としてはかなりやり手で周囲からの信頼が厚いが我儘で自分勝手な上司である女王マルガレーテや一癖ある部下の大臣らに振り回される苦労人でもある。武術や魔法も優秀で火の魔力の強さでは国内で右に出るものはいないとされる正に文武両道の実力者。蝶や蛾が好きだがアルベルトと違い研究者というよりコレクターで集める種類も羽が綺麗な種や珍しい種が多い。しかし採集も嫌いという訳ではなく暇があればアルベルトと採集に出かける。アルベルトを大切な友人だと思っており趣味への熱意だけでなく人柄や仕事面も高く評価している。


(フランク・ハインリヒ・カール・フォン・ベルンシュタイン )


・性別:男性

・年齢:55歳

・誕生日:7月27日

・血液型:O型

・出身地:ボナヴィア王国ベルンシュタイン家領

・身長:168㎝

・特技:株や投資、社交ダンス、乗馬

・苦手:水泳、戦闘、領地経営(やる気が無い)

・好きな物:お金、東洋の骨董品、酒類全般、ステーキ、ソーセージ、亡き妻

・嫌いな物:息子二人の奇行、お金にならない事、自分を嫌う閣僚、虫全般、ニンジン

・魔力:地(C級)

・将来の夢:国務大臣と公爵に返り咲き老後は息子達に面倒事を丸投げして優雅に暮らす事

・イメージ蝶:マイマイガ


主人公アルベルトの父親。古風な貴族らしい横にカールした榛色の髪とちょび髭に先の丸い鼻、碧眼の小太りで小柄な伯爵でベルンシュタイン家の現当主。性格はごうつくばりかつ身勝手で常にお金儲けと出世の事ばかり考えており大したお金にならないからと領地経営を蔑ろにしたり口汚く他人(主にアルベルト)を罵ったりする為周囲からかなり嫌われている。その上お金にだらしがない所があり過去に金に関する不正をやらかした結果外務大臣を解任され財産と領地の大部分を没収されたりアルベルトの発言で脱税が発覚したりしている。ただし金儲けの才能自体はアルベルトも認めるほどで国内外の企業の株や他の領主への投資で結構儲かっておりそれを趣味の骨董品収集や政界に返り咲く為の根回しなどに費やしている。息子二人を問題児扱いしており特に蝶や蛾に熱中するアルベルトをバカ息子と呼び度々罵っているがアルベルトは一切気にせず注意を無視する事すらある。一方で息子二人の舞踏会騒動が原因で一族存亡の危機に巻き込まれたりお気に入りの骨董品がある別邸を盗賊に入られた挙句女王に破壊されたりと何かと不憫な目に遭う事も多い。また意外にも愛妻家で今でも亡き妻を愛している為再婚していない。


(エルンスト・カール・フォン・ベルンシュタイン )


・性別:男性

・年齢:22歳

・誕生日:11月23日

・血液型:B型

・出身地:ボナヴィア王国ベルンシュタイン家領

・身長:173㎝

・特技:隠れた弟探し、語学、剣術、東洋武術、乗馬、社交ダンス、料理、裁縫

・苦手:水泳

・好きな物:弟、弟の手料理、語学の勉強、バイオリン

・嫌いな物:弟に敵対する人間、王立学園時代の生徒会長、ニンジン

・魔力:氷(A上級)

・将来の夢:特になし

・イメージ蝶:アカタテハ


主人公アルベルトの兄。アルベルトと同じ栗色の髪で父親と同じ碧眼、顔立ちも弟より大人びた美形でメガネをかけている。若くして隣国ヴィルクセン帝国の首都ビュルムでボナヴィア王国大使館の大使秘書官を務めるほど優秀で女性貴族から人気が高いがその本性は弟のアルベルトを頭頂部からつま先まで愛してやまない変態ブラコン兄貴。常に弟が第一であり弟の為なら大枚をはたいてでも標本を買ってくるほどの溺愛ぶり。その愛が行き過ぎて怒られるまで抱きついたり弟を侮辱した身分が上の陸軍大臣の決闘を受けて立ったりするなど残念な人。ここまでブラコンになったのは亡き母親に代わって弟を守ろうとするうちに愛を拗らせた為。普段人と話す時などは自分の事を(私)と言っているが感情が高ぶったりすると(俺)という素の言い方に戻る。弟絡みでない時は真面目な仕事人間であり休憩中に語学の勉強をしたりなどしてごく普通に過ごしている。実は家庭的な面があり料理や裁縫もアルベルトより得意。語学も優れておりユーロッパの言葉の他東洋の言葉も少しだが理解する事が出来る。



★蝶や蛾★


(ヒノコシジミ)


・分類:鱗翅目シジミチョウ科ヒノコシジミ属

・開翅長:20mm

・分布:北極圏を除くユーロッパ全域、イースシア大陸北西部の草原や開けた林、南方大陸北部

・食草:マンドラゴラなどのナス科植物

・魔力:火

・モデル蝶:ベニシジミなど数種類のシジミチョウ

・生態:火の魔力を持つシジミチョウの仲間。翅の表側は鮮やかな明るい赤で付け根に向け黄色味を帯翅のへりは黒い帯模様で縁取られ裏側は薄茶色。オスは特に鮮やかな色合いでコレクターにも人気がある。名前の由来は縄張り争いや危険が迫ると後ろ羽の取れやすい体毛の一部を散らし火の魔力で火の粉にして威嚇する事から。薬草であるマンドラゴラ類の害虫でもあり春と秋の二回発生する。


(カミナリスズメ)


・分類:鱗翅目スズメガ科カミナリスズメ属

・開翅長:80〜112mm

・分布:北部を除くユーロッパ全域、イースシア北部と東部、北フォルディア大陸東海岸の草原や森林

・食草:サツマイモ、ヒルガオ(ヒルガオ科)

・魔力:雷

・モデル蝶:メンガタスズメなど数種類のスズメガ

・生態:雷の魔力を持つスズメガの仲間。黒い前羽と頭部と胸部、蜂のように黒と黄色の縞々模様の腹部と前羽の表側にある黄色い稲妻模様が特徴。春夏秋の三回発生し幼虫はサツマイモの害虫である他成虫は強靭な口先で果実を傷つけその果汁を吸う為農家から嫌われている。またその強力な雷魔力で蜜蜂の巣に強引に侵入し蜂蜜を盗み食べる事もある。


(カゼアオテング)


・分類:鱗翅目タテハチョウ科テングチョウ属

・開翅長:20〜30mm

・分布:中央〜東ユーロッパ

・食草:セイヨウカラハナソウ(ホップ)の葉や芽

・魔力:風

・モデル蝶:テングチョウとルリタテハ

・生態:テングチョウと呼ばれる頭部の先がまるで天狗の鼻のように伸びるタテハチョウの仲間。翅は黒褐色の地に水色の模様が映えて大変に美しくまた風魔力を持ちそれで翅の空気の流れを強化し素早く飛ぶ。ユーロッパには南の内陸海沿岸にもユーロッパテングチョウが一種生息するが本種は高緯度の地に適応した稀有な種で幼虫も他のテングチョウが好むエノキの仲間ではなく近縁の草本植物であるホップを食草とする。ホップの生産拡大と共に分布を広げたと思われホップ農家からは害虫扱いされているが成虫はその美しさからコレクター人気が高い。


(ナナイロマダラ)


・分類:鱗翅目マダラチョウ科(属不明)

・開翅長:100mm

・分布:全世界で目撃例あり

・食草:不明

・魔力:不明

・モデル蝶:カバマダラなど数種類のマダラチョウ

・生態:マダラチョウの仲間だとされている珍しい蝶。世界各地で目撃例があるもののユーロッパには5頭しか標本が無くその生態の殆どは謎に包まれている。翅の色が虹色に輝く大変美しい蝶でその希少性も相まってコレクター人気が非常に高い。アルベルトの憧れの蝶でもあり彼自身自分の手で採集する事を目標にしている。

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