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作品設定紹介その①(世界設定と魔法の紹介)

(ユーロッパ大陸)

作中の国ボナヴィア王国がある地域。大陸と名はつくが極東大陸イースシアと合体している亜大陸であり現実のヨーロッパと地形や気候が似ている。西側の島国ブリトニア王国の技術革命をきっかけに文明が発達してきており世界最高水準の魔法技術を持つが一方で植民地を持つ西側と持たざる中央側や東側とで格差が激しくなっている。宗教的にはイリス教と呼ばれる一神教が広く信仰されている。


(ボナヴィア王国)

・首都:王都フラウ

・国旗:濃い黄色の地に赤い十字

・公用語:ボナヴィア語

・宗教:イリス教正統派(国教)イリス教改革派

・通貨:ボナヴィアグローネ

・国王(女王):マルガレーテ・フォン・アインブルク

・宰相:ヴェンツェル・ヨーゼフ・フォン・シュメルテンベルク

・イメージ国:英国文学などで書かれる架空のボヘミア、その他中欧東欧諸国


中央ユーロッパの東側に位置する専制君主制国家。主人公アルベルトが住む国であり工業化近代化の進んだ隣国ヴィルクセン帝国よりも自然豊かで中世の雰囲気を残している。ただし王権が強く現在の女王マルガレーテが近代化に興味を示している事もあり少しずつ中央集権体制の整備と工業化が進んでいる。内陸国であり海はなく首都がある中央部や北西部には平野が広がるがそれ以外の地域、特に南部と北部には山岳地帯があり広大な森林に小さな湖が点在する。気候は温帯気候で冬は寒く夏は暑いが一年を通じて乾燥している。国民は殆どが固有の民族であるボナヴィア人だがドルツ系民族の影響を強く受けている。中世においてイリス教改革派を中心とした宗教改革の舞台にもなった。国の産業としては畜産業や小麦を中心とした農業が主だが北部地域で採れる石炭や魔法石の原料鉱石の輸出国でもある。国の課題としては身分格差や軍事面文化面で他の東側ユーロッパ諸国の例に漏れず大きく遅れをとっている点である。隣国ヴィルクセン帝国とは軍事同盟や通商条約を締結している同盟国である。


(王都フラウ)

ボナヴィアの首都で国の東南にあり正式には(王都フラウ直轄市)という。中心部(旧市街)と周辺の(新市街)からなり新市街より向こうには畑や放牧地が広がる平野や王都を見下ろせる開けた丘のある低い山がある。中心部には王都を東西に分ける川が流れておりその近くに王宮やボナヴィア教会の大聖堂が鎮座する。歴史的には異民族の支配や宗教対立などが起きた都市でありその度に復興と荒廃を繰り返してきた。アルベルトは王都へ宮廷舞踏会や女王からの呼び出しの他旧市街にある教会で子供向けに外国語教室の先生をする為訪れる。


(ベルンシュタイン伯爵領)

王都に隣接する平野部にある領地。王都からは馬を走らせて約一時間半程の距離。肥沃で農業や牧畜に適した地域だが面積は22.35㎢しかなくそこの東西南北4つの村に少数の農民が住んでいるだけである。領都は定まっていないが王都に続く街道に面し他の村より伯爵邸に近く人口も多い南の村が事実上の領都になっている。かつてベルンシュタイン家は公爵で周辺のより多くの地域を支配していたが現当主フランクが外務大臣時代に贈収賄をやらかした為爵位格下げの上屋敷がある今の地域を除き王家や周辺の有力家に接収された。王都に割と近いという利便性がありながら農地や牧場や森ばかりのど田舎であり住民も八割が農民であるが南の村には小さな病院や郵便局もあり少ないながら医者や王都への出稼ぎ労働者など農民以外も暮らしている。駅馬車の停留所も南の村に一つあるのみで別の領地から王都への通過地点としか見なされていない。



(属性魔力)

人間を含むこの世界の生物の多くが持つ不思議な力。単に魔力と呼ばれる事が多い。平民にも持つ人はいるが強い属性魔力保持者は貴族や王族に多い。王族皇族は光の魔力という特別な魔力を有する。人間には現在9つの魔力が確認されている。ここでは既に作中に出ている魔力のみを扱う。


(()の魔力)

主人公アルベルトや父フランクなどが持つ魔力。鉱物を物理的に操るほか素質のある者が力を極めると地滑りを起こしたりゴーレムを作ったり地震を起こす事が可能。保持人口は多い。


(火の魔力)

宰相ヴェンツェルと陸軍大臣グスタフと猟犬ロムルスなどが持つ力。名前の通り火を出して操る。素質のある者が極めると鉄をも溶かす威力に温度を上げたり外気温を上げ周囲の気候を変える事も可能。保持人口は多い。


(水の魔力)

シャクガ科のミズウスバエダシャクなどが持つ魔力。名前の通り水を操る。素質のある者が極めると天候を操り大雨を降らす事や津波を起こす事が出来る。保持人口は多い。


(雷の魔力)

アデリーナなどが持つ魔力。名前の通り電気を操る。素質のある者が極めると鉄をも焼き焦がすほどの強力な電気を放つ事が可能。保持人口は少ない。


(氷の魔力)

エルンストと猟犬レムスなどが持つ魔力。名前の通り冷気を放ち氷を操る。素質のある者が極めると外気温を下げ雪を降らせるなど周囲の気候を変える事が可能。保持人口は少ない。


(風の魔力)

タテハチョウ科のカゼアオテングなどが持つ魔力。名前の通り風を操る。素質のある者が極めると大規模な竜巻を起こしたりする事が可能。保持人口は少ない。


(鉄の魔力)

ドクガ科のヌイバリドクガなどが持つ魔力。名前の通り鉄を変形変質させて操る。砂鉄からナイフなどの武器も錬成する事が出来るが質は職人が作ったものより遥かに劣る。他の金属があれば合金にする事も可能。保持人口は少ない。


(光の魔力)

マルガレーテなど世界の王族皇族が持つ極めて希少な魔力。高貴なる魔力といわれ生命エネルギーを分け与えて怪我や病を回復させられる他エネルギーを光の弾丸や光線に変え攻撃する事が出来る。全ての生物種の中でヒトだけにしか確認されておらずイリス教の神話においては古代の王アトムという人物に由来する魔力とされている。



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