悲劇が止まらぬ現実世界にて とある新人刑事(2)
最近のいじめ事情はとんでもなく発達しているからな、それこそ警察の目も安易に誤魔化せる程巧妙になっている。
今時の子供達は、頭が空っぽの大人よりも数倍恐ろしい。特に子供同士の争いや揉め事は、それこそ互いがあの世へ旅立つまで忘れない。
それは、記憶力がまだ高い子供時代だからこそなのかもしれないが、そのやり口が年々巧妙になっているのは、もはや子供達が原因ではなく、大人が原因なのかも。
というか、そもそも『学校』という『世界』自体が、いじめを誘発させる環境である。
俺も警察学校に入っていた時、絡んではいなかったが、『そうゆう現場』を目撃した。
それは大事になる前に鎮火する事ができたが、やっぱり『そうゆう人間』は、大人になっても『そうゆう人間』のまま。
人は簡単には変えられない、だからこそ難しい。警察業界も大変だけど、教育業界も大変だ。
時代が進化すればすぐほど、『犯罪』や『罪』も変わるなんて、進化を推し進めた人達も思っていなかっただろうな。
俺はため息をつきながら、今一度生徒手帳の表紙を確認する。
すると、そこに記されていたのは、『今話題になっている学校』の名前である事が分かってしまった。
「・・・あ・・・この学校って・・・」
「知ってるのか? お前OBとか?」
「いや、そうではないんですけど・・・
先輩、知らないんですか?
ほら、あの『女子中学生溺死事件』で、無くなった女子生徒がこの中学校に通っていたんですよ。」
「・・・・・あぁ、アレか・・・
こりゃ・・・また・・・」
先輩は、話をしながら頭を抱えた。それもそうだ、語っている俺もちょっと気分が悪い。
だってこの中学、『曰く付き』なのだから。『人間的』な問題で・・・
いよいよ
コンと外奈が線で繋がってしまう




