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第十七章 真後ろの『絶望』
ついさっきまで、一緒に言葉を交わしていた。
ついさっきまで、一緒に難所を乗り越えてくれた。
ついさっきまで、一緒に村の住民を助け出していた。
ついさっきまで ついさっきまで
「・・・ヴゥ・・・・・ウウウゥゥ・・・」
ウルシ君の上半身を貪る巨大な骸骨型のスライムは、その虚無しかない目で私を睨みつけた。
「お前のせいだ・・・」と言わんばかりに。
だが、そんな事言われても、私がその言葉を受け止められるわけがない。私の心には、『悲しみ』よりも『怒り』が優っていた。
「よくも・・・・・ウルシを・・・・・
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
私は迷う事なく〈キュウビ〉を鞘から引き抜き、そのまま髑髏の脳天に突き刺そうとした。
だが、スライムはウルシ君を加えたまま、急に頭を大きく持ち上げる。そしてその拍子に、ウルシ君の『足』だけが、私の真上へ降ってきた。
まだ生々しい鮮血が滴り落ちている、ついさっきまで生きていた、彼の足が・・・
彼女に降りかかる 『不幸』と『真実』の連続
有無を問う事も許されず コンはただ戦うしかなかった
それしか頭の中になかった




