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北極星の竜召喚士  作者: 猫の人
召喚術師の始まり
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ダンジョン・リザルト

 手に入れた武具は武具屋のオヤジに売り払う事にした。


「全部で120Gってとこだな」

「では、それでお願いします」


 鉄でできた一般的な装備類を鑑定してもらったが、売値は同じぐらいの新品を買う時の1割程度()提示された。

 普通に考えれば新品でも販売価格の半額程度が上限であることを考えれば、拾い物が1割というのは高額査定と言っていい。初日で稼いだ額としては上出来の部類だ。

 もちろん即決で売り払う。


 俺はこの店が当たりだと思い、今後も贔屓にしようと決めた。

 できればコネとして登録できるぐらい長く付き合いな。



 ゲームシステムの話になるが、『コネ』はかなり重要なファクターだった。

 装備の強化や新調をお願いする時に値引きしてくれたり、鉱石などの売り物を赤字にならない程度だが色を付けてくれたりと、小さいけれど無視できない差を生むようになっている。また、新しいコネへの繋ぎになる事も少なくない。

 他にもこちらが資金提供をすることでより良い装備の生産ができるようになったりするおまけ要素もあり、自分が成長するのに合わせて店の規模を拡張させるのはコネの楽しみの一つでもあった。


 いきなり資金提供の話をするのは不自然なので新しい装備を買う時はここにする、そのつもりでいよう。





 今日のダンジョン探索を振り返る。


 思わぬ幸運によりいきなり宿代など生活費分の収入があったけど、このような幸運が何度もあると思わない方がいいだろう。


 戦闘が無かったのはマイナス要素か。まだこちらの戦力を確認できていないので、実際に自分が戦えるのかも分からない。

 それと、ドラゴンパピーを未だに召喚していないことも駄目な点として覚えておくべきか。実際の戦闘でどれぐらい消耗するのかなど、まだ何もわかっていない。


 そうやって問題点を整理し、次の行動に移る。



 今日はまだ昼であり、時間に余裕がある。


 朝起きてダンジョンに向かったのが午前7時ぐらい。

 ダンジョンまで行くのに1時間、ダンジョンで2時間、戻ってくるのに1時間、武具屋で1時間で今は昼の12時ぐらい。 

 ダンジョンまでの往復に時間がかかるのは気になるけど、ダンジョンに住むわけにもいかないし、物資の調達も面倒だ。ダンジョン前で販売している物もあるけど、運送費用がかかる分だけ割増なのでダンジョン前の店は今のところ使いたくない。


 そんなわけで、今度はダンジョンではないフィールドに行ってみようと思う。

 まだまだ序盤なので、ゲーム時代の知識がどこまで通用するか検証しないとな。

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