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北極星の竜召喚士  作者: 猫の人
冒険者レッド=スミス
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ドラゴンパピー追加

 第3と第4、更には第5のドラゴンパピー、とうとう召喚。


 数を増やすとデータ的な意味でも管理が大変なので、これまではティナとマリーだけで終わらせていた。

 しかし、今後の事を考えると今のうちに手札を増やしておこうという気になっていた。


 なぜなら、ダンジョン3層どころか4層までが活動範囲になるからだ。

 ダンジョン2層までであれば、仲間がいるだけで問題ない。≪召喚≫はしなくても何とかなるというのが俺の考えだ。ティナとマリーは保険としていてくれるだけでいい。

 しかし先に進むなら多様な手札の確保は急務である。全体のバランスを考え、新しいドラゴンを育てなければいけない。



 『翼竜』ティナは高速機動と魔法戦力を担当する。

 『撃竜』マリーは物理攻撃力だ。


 なら、新しいドラゴンは物理・魔法防御力に秀でた『鎧竜』がいいだろう。風属性だから物理防御力は低めになるが、それも他の属性のドラゴンパピーと比べての話だ。モンスターの平均から見れば十分に硬いドラゴンになるだろう。

 そしてもう1頭のドラゴンはブレス特化の『破竜』で固定砲台を目指してみようか? もしくはあらゆる属性魔法を使える『魔竜』にするべきか。悩むな。



 しばらく悩んだ結果、『鎧竜』『魔竜』『破竜』にする事にした。

 優先順位は先ほどの並びに準ずる。壁役の有用性は語るまでも無く。ブレス攻撃はかなり強力なMPを消費しない遠距離攻撃だが、1日の使用回数制限があるし、今は魔法の方が小回りが利くだろうし使い勝手がいいはずだ。なにより、聖属性魔法を覚えさせれば神官の役をやらせる事ができる。いくつかの専用スキルが無いので完璧な代用にはならないが、いないよりはいいだろう。戦略に幅が出る。

 ブレス(ジョーカー)は確かに魅力的だが、切り札1枚と普段戦うための手札では、後者に軍配が上がるのは仕方がないことなのである。



 そうやって一つ目(ジョブ)の悩みを解決すれば、次は最大の難関が待ち受けている。

 名前だ。

 3つも名前を考えねばならないのだ。


 某有名ゲームで最強のドラゴン扱いされているバハムート、ベヒーモス。海の怪物リヴァイアサン。

 あとはギリシャ神話の竜巻テュポーン、洪水ことヤマタノオロチもあるよな。


 そうだなぁ。今回はリヴァイアサンからレヴィア、ヤマタノオロチからヤタにするか。もう1頭は……テュポーンから抜き取って、ピナ。

 真面目に考えてはいるが、ネーミングセンスの無い俺に過剰な期待はしないで欲しい。



 パワーレベリングになるけど、新人3頭には1月で10レベルを目指してもらうという事で。ダンジョン探索1日の平均で、たったの2点稼ぐだけでいいんだから、きっと楽だよ? ≪竜の盟約≫スキルの効果で6レベルスタートなんだし、そこまで難しくないって。

 俺もレベルアップで増えたMPを魔導書でブーストしてフォローするからきっと平気さ。


 大丈夫。みんな通る道だから。

 コワクナイヨ? ホントダヨ?


 なんてね。

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