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8/52

case7

ちょっと短めです(´・ω・`)

4/24改稿

刺客っぽい奴を差し向けられてから2日後


「そろそろあっち行くか」

「この私を朝から転移の為だけに叩き起こしていいと思っているの?」


眠たげに目を擦りつつあくびをするアイリス

それに対し、無言で台所の方を指差す


「こいつを見てくれ、こいつをどう思う?」

「…とてもでかい鍋があるね」

「お前のお気に入りだ。白、油揚げのみ。昆布はすきにしろ」

「おおせのままに。我が主」


味噌汁1つで駄女神は堕ちるとかどうなんよと思わんでもない神原


「んじゃ送ってくれ、ダーインスレイブに送れるか?」

「お任せください」


そして再び目を開けたときダーインスレイブに送られ、少し考え桟橋まで出る。


「いい機会だ。最後にあのやろうにチャンスをやるか」


今度は迷わずにギルドへとたどり着く神原は、例の眼鏡にあの女を呼ぶようにいう。

それほど待たずにそいつはやって来た


「おやおや、命が惜しくなって全て売りにきたのかね?」

「ふふっ、随分ジョークが上手いな。簡単だ、チャンスをやろう」


笑いをこらえつつ、無表情でこう告げる。


「選べ、死ぬか生きるかを」


さすがにこれには答えたようで


「簡単だ、貴様が死ね」


とゾッとするほど冷たい目でそう吐き捨てる。


「残念だ、実に残念だ。君のような女性とは仲良くなりたかったものだよ」

「貴様こそ、私に飼われていればいいものを。さて、ここは私の庭だ。どこへ逃げる?好きなところで殺してやろう」

「ならば桟橋までエスコート願おう。どうせなら海の上で死にたいものだからな」

「いいだろう。船ぐらい用意してやろう」


ここで一旦言葉を区切りこう告げる


「いらぬ。船があるのならば海戦だ。お前なら私設兵力ぐらいあるだろ」

「いいだろう。貴様のボートなど沈めてくれる」

「クックック」


背を翻し、扉に手をかけた所で気になっていた事をきく。

幸い、朝早いからか人がいないからこそ聞けた質問


「貴様は、何人をその手で陥れた?」

「空の星の数を数えられるかしら?」


その答えは神原の最後のセーフティを外すのに十分だった。

彼とて良心はある。

だが、彼にははっきりとした線引きの上に人を殺すことに躊躇う事はない。

それまでに、数多くの予防線とセーフティがある。

今、それがすべて取っ払われた。


「船には乗るのか?」

「貴様の死に様をみなければな」

「そうか」


彼は今度こそ、ギルドの外へ出る。


桟橋につくとそこにはあの女性がいた。

「最後に名前ぐらいきかせてくれないか?」

「クールランテだ」

「良い名だ」

「開戦はこちらの空砲で構わないな?」

「構わない、勝手にならせ。空砲が聞こえたら始める」

「30分でならす。ボートでも用意しておくんだな」


桟橋から離れるクールランテが見えなくなった頃、辺りには神原しかいない事を確認し、


「話は聞いていたな、ピナカ」

「もちろんです。マスター」

「対艦戦闘用意。オールウェポンズフリー、コード4617883」

「コード承認。対艦隊殲滅準備。全ての兵装ロックを解除。」

「桟橋にて浮上し待機」

「了解、120秒で到達します」


桟橋にて待つこときっかり2分


「時間通りだな、ピナカ」

「もちろんですマスター」

「では、いくぞ」

「イエス、マイマスター」


海上にはすでにやつらの艦隊が待機していた


クールランテの艦隊は総数14、輪形陣ではなく単横陣で待機。

対する神原はピナカ1隻、だが負ける気など毛頭なかった。

船尾より、ボートを牽引し自艦は潜水していた

そしてならされる空砲


「さぁ、始めるか」


今、殲滅の火蓋が叩き割られた。


「生きて帰れると思うなよ」


早くもボートが木っ端微塵にされる。


だが本体は海面の下、全く傷1つついていない。


「全速前進、並びに魚雷発射管注水と共に魚雷発射深度まで浮上」

「全速前進、魚雷発射管注水開始、アップトリム角5度」

「やつらの背後に出たら船尾魚雷発射から発射。発射後回頭、船尾に魚雷を叩きこめ」

「イエスマスター」


間もなく船の背後に出る

船の上は浮かれていてまさか海面下に本体がいるなどとは考えていない。

この世界の船は全て海上船のため、海の下などという発想が出てこない。

海の下は魔物しかいないからだ。

その魔物もここ数年発見されないため、殲滅したと考えられていた。

それ故、このあとの悲劇を予想出来るものはいなかった。


実際にはダウントリムとか言わないけど格好いいからつけました。

体調には気を付けましょう(確信)

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