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case4

「うしっ」


気合いをいれ扉に手をかける神原の背に声がかけられる


「今日のご飯なに~?」

「人がいい感じに感傷に浸ってるときに飯の事をはなすなよ」

「今日のご飯のが大事」

「ま、それもそうだな」


寝巻きの神原は扉を閉め、同じく寝巻きのニート女神と共に食卓につく。


「なんか普通」

「普通ゆうな」

「奇抜な発送がたりない」

「言い換えるな」

「凡人」

「味噌汁いらないようだな?」

「ごめんなさい」


味噌汁の力は偉大である。


「んで、今日は向こうにいくんだろ」

「せやで」

「どうやってよ?」

「私が飛ばす」

「帰りは?」


アイリスは飲んでいた味噌汁から口を離し


「天に向かってアイリス様たすけ「今日は味噌汁なしな」ごめんなさい」

「んで実際どうすんのよ?」

「帰りたいって言えばええよ」

「うい」


そんなこんなで結局向こうには昼前に行くことになった。

なおいくまでに色々とやらかしたりもしていた。


「さぁ行こうか」

「お昼の支度してから行ってよね。後味噌汁特盛」

「…」


どうやら出発にはさらに時間がかかるようだ


「支度よし、体調よし、薬品よし」


ウエストポーチに様々な物資を詰め込み、ベルトに作った薬品入れ用の穴に試験管をいれる。

なおこの試験管は生半可な衝撃では壊れないほど頑丈である。

アイリスいわく


「たとえ10式戦車だろうがM1エイブラムスだろうが象にふまれても大丈夫」


と、もはや武器ではないかと内心で思うほど頑丈で、実際割ろうとしても神原では割れなかった。


「アイリスー、送ってくれ」

「今ご飯中だから無理。終わってからね♪」

「終わってからね♪じゃねぇよ駄女神。おまえさっき朝飯終わらせた…だ……ろ」

「うん♪朝御飯・・・はね」

「…まさか」


信じられないものを見る目でアイリスをみる。

まるで敬虔な神父が神の死を目の当たりにしたかの顔だ

恐ろしいものを見る顔で神原は駄女神に問う


「貴様が食っているのは…なんだ?」

「昼ごはん」

「もう一度だけ聞いてやる貴様が食っているのはなんだ?」

「たった今支度し終わったお昼ごはん」

「…晩飯に味噌汁はないと思え」

「ごめんなさい」

「うむ」


やはり美少女の謝罪は大抵の事なら許してしまえる。

世の男は単純である。


「んじゃ送ってくれ」

「あいあいさー」

「あ、帰るときどうすりゃええ?」

「ん、たすけてくださいアイリスさm「晩飯はいらないよな」ごめんなさいただ帰りたいと言えば大丈夫です」

「うむ」




目を閉じて再び開けるとそこには別の景色が広がっていた。


白い砂浜

蒼い海に青い空

片隅にはぽつんと小屋が建っていた。


「…」


爽やかなそよ風が吹く南国風な島の砂浜で神原は一言


「帰りたい」


すれと再び景色が見慣れたものに変わる。


「なんで南国の島なんだよ?あ?普通街の近くだろ?」

「そんな普通はつまらない故にあの島にした。後色々手を加えた」

「なにしたんよ?」

「自分で探して、どうぞ」

「お前なにゆってぇぇぇぇぇぇぇ」


突如神原の足元から感触がきえ再び神原は向こう側に渡る


「足元がなくなるのはおやくそくだよね♪」


一方神原はと言うと


「あの駄女神がおやくそくを守るならばあの小屋にはなんかある。それも相等オーバーテクノロジーなのが」


さっそく小屋へと移動し、中を確認する。中には縄や網など漁に必要な道具と樽があるだけだった。

普通はなにも置いていない床を調べるだろう。

だが奴は違う、予想があうなら樽の下の床に何かしら仕掛けがあるはずだと考え樽を動かすとさらに地下に行けそうな扉があらわれた。


「いくしかないわな」


ためらいなく扉をあけ中を覗きこむと、梯子があり底は見えなかった。

するすると梯子を降りると、そこはまるで研究室かなにかのような廊下にでてさらに奥があるようだ。


「このノリだと機動兵器か?」


しばらく廊下を歩く神原にそれは姿を未だ闇の中に隠していた

だが突き当たりの窓ガラスのような所まで来るとそれは遂に姿を現した。


「…こう来るとはな」


そこには一隻の船があった

まるでこれから先を導くかのように

その艦種は潜水艦

これから先の旅で足になる乗り物である


「いい趣味してんじゃねぇか」


たった一人だけのドックに笑い声が響いていた。

潜水艦だしたかったしとりあえず潜水艦だしたかったし(大事なk(ry)

潜水艦の詳細はたぶん次辺りで

お読みいただきありがとうございます

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