case12
絶賛絶不調でありますが一言だけいわせてください
待たせたなキリッ
すいません1200ユニーク4600PV達成したため気絶しそうでした。
店舗改装の件で領主であるタリタニアの屋敷へと足を運ぶが、やはりお約束どおり入り口の門で止められる
「まて、ここから先は領主様の屋敷である。なにようだ?」
「領主タリタニア様に用件がある。中へ連絡をしてくれ」
「貴様のような得体の知れない者に会うわけがない。第一ほいほい入れてしまっては俺ら門番は何のために存在する」
「わかった。不躾な態度をとってすまない。中へ確認だけでもしてくれないか?」
「…いいだろう、少し待っていろ」
3人の門番のうち一人が確認に行き、残った2人は少しでも動けば攻撃出来るよう重心を少し低くしている。
しばらく待っていると中からイリアが出てくるのが遠目に見える
「お待たせしました。タリタニア様がお待ちです」
「わかった」
そのやり取りを見ていた衛兵は頭をたれ
「領主タリタニア様のお客人とは知らずとは言え先程の失礼極まりない態度をとってしまい大変申し訳ない」
「いや、貴殿方は職務を全うしただけです。おきになさらず」
「寛大な処置、恐悦至極であります」
その言葉を背に受けつつ屋敷の方へと先導するイリアについていく
「1つ質問していいか?いや、そんな難しい物じゃないから肩の力抜いて答えてほしい」
「何でしょうか?」
「ポーションを売るにはどうしたらいい?対魔物用の毒薬も」
「タリタニア様と冒険者組合に許可をとっていただければ大丈夫ですよ。こちらで手配しておきますか?」
「お願いします」
「かしこまりました」
ポーションを売る許可をイリア経由で得られる手はずを整え、タリタニアが待つ部屋へと向かう
「やぁ、今日はどうしたんだい?」
「ポーションを売る許可と貰った店舗を改装したくてな」
「ポーションを売るなら実物を渡して貰って効果を確認してからだな、ギルドにも渡しておいてくれ。それと店舗の改装ならいい大工をまわそう。それでいいかな?」
「結構だ。感謝する」
「いやいや、これぐらいどうってことないよ。すぐに店舗の方にまわそう。簡単な改装なら半日で終わるからな」
「分かった、では用もすんだし帰るとするわ」
「またなにかあったら出来る限りの事はしよう」
「ありがとう」
早速店舗へと戻ろうとするとイリアが馬車を用意してくれていたらしく行きよりも早く帰ることが出来た。
すでに着いていた大工に対し挨拶もそこそこに早速店舗の改装内容を伝える事になる神原
この大工、領主からのお声がけと意気込みさっさと改装作業に移りたいようだ
今日の所は資材を発注するため実質4日か5日以内には終わるそうだ
「ん~とりあえず今日は地下でポーションの試作品創るか」
1度アイリスの庭園にいく神原
最近はアイリスの許可がなくても庭園に転位することは出来るようにして貰ったが、庭園からは庭園へと転位した場所へしか行くことは出来ない
「ん~とりあえず薬草はこれで、水は用水路のでいいか。探すのめんどいし」
手順は簡単
薬草を固形物が無くなるまですりつぶしながら少しずつ用水路の水を入れる
湯煎して沸騰する直前まで煮出し、濾過する
後は濾過した物を瓶に入れ外側から不純物がないか確認するだけで完成
非常に簡単であるが、薬草をすりつぶす際に魔力を注ぎ混む必要がある
「んじゃさっそく鑑定…ん?」
そこには鑑定不可とだけかかれている
「あー、アイリスに頼むか」
ログハウスへと転移しアイリスに確認して貰う
「あのさぁ…なにしてんの?」
「なんか問題でもあったか?」
「まぁ…うん」
「どんなよ?」
「これさぁ…失われた時代って言われる古代のポーション」
「…大問題じゃね?」
「大問題だよ全く。まぁ薄めれば売れるレベルまで下がるよ」
「どのぐらいに希釈するんじゃ?」
「普通の水を入れた瓶に1滴で十分だよ。はいスポイト」
「お、さんくす」
「裏の所に井戸あるでしょ。あれで十分だからあれ使いな」
「うい」
再び地下に転位するとさっそく井戸水を入れた瓶に創ったポーションをスポイトで慎重に1滴入れるとポーションは透き通る綺麗な緑色に変わった
「お~意外と綺麗に変わったな。さてさて今度は行けるかな?」
そして鑑定してみると
~ポーション~
患部にかけても飲んでも効果のあるこの世界の一般的な回復方法
非常に品質が良いため骨折程度の怪我まで回復可能
品質B
それを見てかれは
「…ポーションすげぇ」
このあと追加で2つ作りタリタニアの所へと持っていく
なお、ポーションの品質が良すぎたため頭痛を起こした領主がいたらしい。
なんちゃって調剤回ってか調剤すらしてなかったorz




